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プリンスと1週間 那月編

 

 プリンスと1週間 第5話

 

 金曜日 那月編 
 ~僕のくまさんが、春ちゃんに悪いコトしちゃいますぅ~
 

 
 
 
 金曜日になった。

 那月くんなら、なんとかまともかもしれない・・・。

 祈りにも似た気持ちを胸に、春歌は那月の部屋へ向かった。

 
 ノックをして、返事を受けてドアを開けると、春歌は一瞬自分が別の場所へ迷い込んだかと思った。

 見渡す限りのぬいぐるみと、花、花、花・・・。

 「春ちゃん!」

 嬉しそうに満面の笑顔で、那月が春歌に駆け寄る。

 「待ってたんですよぉ~。嬉しいなあ、僕、春ちゃんと気持ちいい事、いっぱいしていいって言われたんです。」

 「え、ちょ、あの。」

 「動かないで下さいね~。今、春ちゃんをとっても可愛くしてあげますからー!」

 普段のんびりしている那月とは思えぬ素早さで、春歌はあっという間に着替えさせられてしまった。
 
 「はーい! 可愛いうさぎさんの出来上がりでーす! わー! 春ちゃんかわいいーとってもかわいいーー!」

 はっと気付いた春歌は、自分の姿を見て驚いた。

 「こ、こ、これって・・・!」

 「うさぎさんですー! お耳が可愛くて、首の蝶ネクタイのついた白い襟がとっても清楚で、網タイツで春ちゃんの綺麗な脚がもっと素敵に見えて、春ちゃんバニー、たまらないですぅ~!」

 すごいコスプレで頭が真っ白になってる春歌の前で、那月は自分の頭につけた獣耳を撫でながら、にこにこして話続ける。

 「僕はくまさんにしてみました~。このお耳、可愛いでしょう? だってね、僕ね、お股にくまさんがいるんですよぉ。可愛いうさぎさんとエッチな事するから、僕、お股だけじゃなくって、ぜんぶ変身しないとって思って。」

 「は?」 

 (変身? 変装のまちが・・・いえ、そもそもこれは所謂コスプレなのでわっ・・・!)

 「僕のお股のくまさんね、いつもはだらーんとしてるんですけど、春ちゃんのスカートが風でめくれてパンツが見えちゃったり、トキヤくんが録音した春ちゃんのエッチな声を聞いたりすると、がおー!って、おっきくなるんです。」

 「な、な・・・!」

 (変態かもしれません! 那月くんは天然じゃなくて、本当は変態かもしれません!)

 春歌が、本能で危険を察知する。

 「あっ!」

 「な、なんですか。」

 突然大きな声を出した那月に、春歌が驚く。

 「ごめんね春ちゃん、尻尾を忘れていました。」

 「え・・・。」
 
 「これです~。」

 にこにこしながら、春歌に、ふさふさと白くてまるい大きなぼんぼんのついた、いかにもうさぎの尻尾といった物を見せる。だがそれには尻尾と繋がって、大きな真珠球がいくつも連なっている。

 「ま、まさ、まさか、それは・・・。」

 昨日の悪夢を思い出す。
 トキヤの部屋でそれをずっと入れられたまま、彼に一晩中嬲られた快楽の拷問の記憶。

 震え出す春歌と対照的に、那月は嬉しそうに、これ、トキヤくんに貰ったんですよぉ~と、そこへたらーっとローションを垂らした。

 「お尻にちょうど穴が開いてて、人間って便利ですよね~。もしかしたら、いつでもうさぎさんに変身する為にこうなってるのかもしれないですよねー。わーロマンティックですねえ。」

 (どこがですか!?)


 あまりの底辺さにもう驚くしか無い春歌を無視して、言うや否や、那月は春歌をうつ伏せに押さえつけ、尻をぐっと引き寄せた。

 「きゃっ!」

 「ちゃーんと痛くないようにしてあげますからね~。えいっ。」

 「ひぃああああああ。」

 昨日散々トキヤに甚振られたそこは、呆気なく快楽を拾い全身を収縮させた。
 びくんびくんと体を大きく撓らせた春歌を見て、那月は嬉しそうにパチパチパチ・・・! と手を叩いた。

 「うわぁ春ちゃん、もうお尻でもイっちゃうようになったんですね~。かわいい~。もっともっと、いっぱいイカせてあげます~。今日はね、社長が魔法で、すごいコトをしてくれたんですぅ。」

 「え、は・・? 」

 とろとろになった脳味噌で、春歌がやっとの思いで聴き返す。
 那月が服を脱いで、やたらと大きな、腹に着きそうに反り返るそれを春歌の目の前に晒した。

 春歌が息を飲む。
 
 (今までの誰よりも、大きいような気が、します・・・・)

 「うわー。僕のくまさん、春ちゃんに悪いコトする気満々ですう。見て下さい、がおーってなってますー!」

 そう言いながら、春歌をぎゅうっと抱きしめキスをしてくる那月から、既に春歌が逃げる術は無い。
 腰を擦りつけながら、那月が息を荒げて春歌の耳や首筋を舐める。

 「わぁーん。僕のくまさんが春ちゃんに悪いことしちゃいますぅ、もう止められないですぅ。」

 「那、那月く・・・待っ・・・。」

 春歌が身じろいだ時、ふっと体が軽くなった。

 「お前、がっつき過ぎだろ。」

 「砂っちゃん。」

 「砂月くん!?」

 砂月が那月の腕を引っ張って、春歌から引き離して立っていた。


 「え? なんで? どういう事なんですか、砂月くんが・・・。」

 おろおろする春歌に那月がにっこり笑いかける。

 「そぉなんですー。先に言わないとダメでしたねー。あのね、社長が魔法で砂っちゃんを出してくれたんですぅ。砂っちゃんも、きっと春ちゃんと気持ちいい事したい筈だから残念ですって僕が考えてたら、社長が魔法を使ってくれましたー。」

 嬉しそうに、砂月に頬擦りする那月が、頭の上の耳をぴくぴく動かす。

 (社長はただ面白がっているだけなのでわ・・・っ!?)

 春歌は目眩がする。


 「おい離れろ那月。」

 「えーでも、砂っちゃんに触れる時って滅多にないから・・・。」

 「当たり前だ。俺はお前なんだから。だけど今日は俺にベタベタくっついてる場合じゃ無ぇだろ。コイツを満足させて、さっさとお前を選ばせてソロデビューするんだろうが。」

 「はい! そうでした。」

 砂月の言葉に、那月がいくらか真剣な顔を見せる。

 「春ちゃん、僕、一生懸命がんばりますから、どうか僕を選んで下さいね。」

 「あ、は、はい。あの、それよりも砂月くんの、その、頭の・・・。」

 春歌の言葉に、砂月が尻尾をパタパタ動かしながら、しかしキっと春歌を睨む。
 砂月の頭にも、那月と同じような獣耳がついていた。微妙に、那月とはカタチが違うようだと、春歌が凝視する。

 那月が、にっこりしながら説明する。

 「僕がくまさんで、春ちゃんがかわいいウサギさんで、砂っちゃんはかっこいい狼さんにしてみました~! 尻尾もモフモフですぅ。いいでしょー。」

 (中の人的に違うゲームとシンクロしちゃってます! しかも、18禁ゲームになってます! マズいです!)

 怒っているように見える砂月の視線に囚われないように、本物の狼に睨まれた兎宜しく、挙動不審に目を泳がせている春歌を引き寄せた砂月が笑う。

 「お前、なに考えてる。俺の中味が、違うソフトで狼になって赤ずきん喰ってたとか、くだらねえ事思い出して楽しんでたんじゃねえだろうな?」

 「ち、ちが・・・。」

 どちらかと言うと楽しんでるのは書き手。と言いたいのを春歌はぐっとこらえる。

 「まぁいい。俺達2人で、たっぷりお前を鎔かしてやんよ。最後には、泣きながら俺と那月にすがりついて強請るように調教してやる。」

 「うわー、砂っちゃん自信満々ですぅ。春ちゃん、頑張って調教されちゃって下さいね。」

 (エールの送り方がズレていますーーー!!!)

 「じゃ早速。俺と那月の、どっちの先にしゃぶるか選べよ。」

 「えっ!!!!!!!!!!」

 春歌はどうしていいか判らず固まった。

 「春ちゃん、どっちでもいいんですよぉ。春ちゃんがおしゃぶりしたい方を選んで下さい。僕だと嬉しいなあ。でも、砂っちゃんも素敵だから、応援します。」

 「バカかお前。デビューする為にはパートナーに選ばれなきゃいけないんだから、またすぐ消える俺を応援していいわけねえだろ。お前が俺に勝たなきゃダメだろうが。」

 問答している2人を見詰める。どうしていいか判らない。同じ顔。同じ姿。選べる訳が無い。

 「おい、早く選べよ。言っておくが、両方いやだってのは無しだからな。」

 「そんな・・・選べません・・・。」

 「えーそうなんですかー。うーん困りました。」

 呑気に考え込んだ那月が、

 「そうだ、せっかくウサギさんになったんですから、はいっ!」

 と、先程から大きく勃起したままのそれを春歌の口許に近づけ

 「ウサギさーん、人参ですよー。ウサギさんは人参がだぁーい好きだから、かぷっとしちゃってくださいねっ。」

 「な、な、な・・・!」

 (つ、ついて行けません! 神様!)

 最早春歌も神頼みになってきている。

 「えへへ、これで僕を選んでもらえたら、僕の勝ちってコトだよね、砂っちゃん。」

 「・・・まぁ、そんなんでホントにこいつが、咥えたらな・・。無理だろ。」

 「え~そうなんですか~春ちゃーん?」

 (聞かれても困るんですけどー。)

 那月の突拍子さがこんな場面でも顕著に出ている様子にピッキピキに固まっている春歌を、砂月がふわっと抱きしめてキスをした。

 「あー砂っちゃんいいなあ、春ちゃんと大人のチューして。僕もしたい・・・。」

 わざと那月に見せつけるように、春歌の舌を吸い出して自分の舌を絡めながら激しいキスをする砂月のせいで、春歌の身体の力がどんどん抜けて行く。

 長いキスが終わり、春歌は足腰がすっかりふらつき、砂月に抱えられて立っていた。


 「まったく世話が焼ける・・・。おい那月、このウサギ、ふらふらしてっぞ。」

 「えっ! 春ちゃん、どこか具合が悪いんですかっ?」

 「や、あの、ですね・・・。」

 「那月、お前がちゃんと調べてやれよ。そんで介抱してやれよ。パートナーに選ばれるんだったら、それ位してやらないとダメだろう。」

 「うんわかった! ウサちゃん、僕がウサちゃんを今から介抱してあげますからね。大丈夫ですよ。」

 春歌を軽々ベッドに乗せた那月が、胸の部分をぺろんとめくる。

 「あーウサちゃん、乳首が勃っちゃってますよ。きっと、こんなに固くなっちゃって痛いんですね。今から僕が治してあげます・・・ん、ちゅ・・・。」

 「ああんっ!」

 吸いついた那月の唇と舌が齎す刺激に、春歌が思わず喘ぐ。

 「ああ、ウサちゃん、すごく甘いです・・・。こんなに甘いなんて、森の動物さんたちが、みんなウサちゃんを食べたがってもしょうがないですよね、これじゃ。もっと一杯吸って、ココが辛いの、治してあげますね、チュッチュウ、ちゅうっ!」

 「ぃやあああん。」

 暫く夢中になって春歌の胸に吸い付いていた那月の指が、春歌の中心をなぞり始めた。
 
 「あ、那つ・・・そこダメ・・。」

 「ウサちゃん、ココ、濡れてるみたいですよ。大変です。ココが泣いちゃってるんですね、えいっ!」

 「え、きゃ!」

 びりびりっ!
 那月が、春歌のバニーガール衣装の下半身中心部を、えいっと力任せに破いた。

 「なんだ那月、おまえ、コイツにノーパンで網タイツ履かせてたのよ。いい趣味してんな。」

 力任せに破かれていたので下のタイツまで一緒に破られ、そこから春歌の大事な部分が見えて、砂月が面白そうに笑う。

 「おおかみ砂っちゃん、ウサちゃんのココが、泣いちゃってるんです、ほら、すごく濡れて。」

 興味深そうに何本も指を入れて、那月がぐちゅぐちゅとそこを掻き回す。

 「だめえ、那月く・・ああ、だ、めっ。」

 「ダメじゃなくて、気持ちいんだろ。俺がコッチを動かしてやるよ。」

 那月が膣を長い指で弄っているそのすぐ後ろ、尻尾として入れられたアナルバイブを、砂月が勢い良く出し入れし始めた。

 「あああああっ、ああっ、あんっ、ダメ、イク、っ・・・・んああ、っ。」

 「うわあウサちゃん、なんだか気持ち良さそうな顔してますう。これ、治って来てるってコトかなあ、砂っちゃん?」

 「ん? ああそうだろ。だから、もっと太いので奥まで掻き回してやれよ。そうしたら、コイツもすっかり良くなるぜ。」

 良くなるの、意味が違います。と、春歌は口にしたくても喘ぎ声しか出てこない。

 「イキそうなんだろ、お前。ドッチの穴でイキそうなんだ、言えよ。」

 「ひぃ、そ、な、ああああっ、いやっ。ああんっ。」

 「言えよ!」

 引き抜かれたバイブをまた一気に押し込められ、春歌は喉を引き攣らせて軽く気を遣った。その様子を楽しんでる砂月が、更に春歌を快楽の淵へ突き落とし踏みつける。

 「お前、今イッただろ。正直に言えよ・・・言えたら、悪いようにはしないぜ、ドッチでイった。言え。」

 「ひ。あ、う、後ろ、で・・・お尻で、イっちゃいました・・・。」

 思考能力が大幅に低下している春歌の口が、勝手に動いて砂月の言いなりになる。

 「そうか、じゃ、もっと良くしてやろうな。那月、こっちに入れろ。」

 「わかりましたー!」

 砂月がずるりとアナルバイブを抜き取り、ぽっかりあいた孔に那月が自分の隆々と勃起したそれを宛がった。

 「や、やめて! そんなおっきなのっ・・・!!」

 必死な春歌の声は、那月の耳に抑止力を成さなかった。

 「わーん、ダメですう、止らないですう、僕のくまさんが、ウサギ春ちゃんがダメって言ってるのに、止らないですううう!! 」

 「ひぃあああああああああああ!」

 ずぐりと、那月の大きすぎるものが侵入してきて、春歌は思わずシーツをぎゅっと握った。

 「ひ、あ、あああああああ。」
 
 「う、わぁ。春ちゃんっ・・・すごい、すごいよ春ちゃんのお尻、すごい狭いです。」

 「那月、コイツしっかり感じてやがるから、遠慮無く突き捲ってやれ。」

 「砂っちゃん、は、いいの・・・?」

 快楽に沈みながら、必死に那月が砂月を気遣って見せる。

 「あ? ああ。俺はコッチに入れるからな。」

 そう言って、春歌の身体の下に入り込み、春歌を自分に跨らせた。

 「嬉しいだろ、俺たち2人に穴塞がれて。遠慮せずに啼けよ、可愛いウサギ姫。」

 「あ、あ、ああああああああああ。」

 無理矢理に近いように入ってきた砂月の大きなそれが、春歌の中を那月のモノと同時に占領する。
 みっちりと詰まった男根に挟まれ、春歌は頭頂から自分の内部の総てをどこかへ引っ張られたようになり、目の奥を白黒させていた。

 「ん、気持ちいいか、春歌・・・ちゅ、ん。」

 「砂っちゃん、ズルいよお、僕も春ちゃんとキスする・・・ん、ん。」

 2人の舌が一緒に春歌の口腔を犯す。
 左右から前後から、孔という孔を同じで違う2人となった男に犯され、春歌は真っ白な奈落で喘いだ。

 2人分の精液を注ぎ込まれ、だらだらと垂れ流す様を観察され尚、春歌は2人に縋りつき、

 「もっと、もっとしてくだ。さ・・・。砂つきく、んのこれ、で。那月くんの、これも、」

 「春ちゃん、すごく可愛い・・・。ウルウルしたおめめでおねだりして、とっても可愛いです! ねえねえ砂っちゃん。春ちゃんが、砂っちゃんが言った通り、泣きながらオネダリするウサちゃんになっちゃいましたよー。砂っちゃんはすごいですう。」

 「そうか? ま、俺はペットの飼育は上手いんだよ。お前だっていつも実家の手伝ってたろ。そのお前だからな、俺は。」

 「そうなのかなあ。じゃあ僕も、春ちゃんを飼ってあげられるかなあ。嬉しいな、僕、みんなで仲良く気持ちイイ事できて、とっても嬉しいです。春ちゃん、もっと一杯しましょうね。ほら、僕のくまさんもまだまだ、がおーってなったままですよ~。僕のミルク、春ちゃんはお腹いっぱい飲んでいいんですよー。」

 にこにこして春歌の胸を弄り回す那月の横で、砂月がぐいっと、春歌の顔を掴む。

 「俺たちの精液でぱんぱんになって腹が膨らんだのが確認できるまで、注ぎ込んでやるよ。那月のデカさは伊達じゃねえぞ。覚悟しろよ・・・・知ってっか? 狼の類ってのはな、挿入した後30分は、確実に種付けできるように抜けないようになる。俺たち2人に、一回30分以上も犯され続けたら、お前どうなっちまうんだろうな、はは。」

 それをチラリと想像した春歌が、それだけで腰を震わせた横で那月が、呑気な声で囁いた。

 「はーいウサちゃん、僕のおっきくて太いにんじん、下のお口でぱくってして下さいね~えいっ!」

 「ああーーーーっ。」

 那月くんなら、なんとかまともかもしれない。
 でもそれは間違ってた。くまさんになったり、にんじんになったり、砂月くんは狼だし・・・。もうついていけません・・・。

 一番最初にそう思った自分は、なんと人を見る目が無いのだろうと、春歌ちゃんはちょっぴり自分の出来無さ加減を悲しく思ってしまいました。

 




 つ づ く

 
 
 

 えーと・・・。
 なんと予定通りに掲載出来まして、忙しい中がーっと勢いで書きましたので、その辺はすいません・・・。って毎度同じコト謝罪してて進歩ないんですけど趣味ですのでご容赦下さい。

 あと取り敢えず那っちゃんの章タイトル、、イメージカラー黄色なのに、黄色で文字飾ると全然画面上見えなくなってしまって、翔ちゃんと仲良しだから翔ちゃんと同じピンク系にしてあるのでご了承お願いします。

 さて。
 ここまで、初えっち、初フェラ、M男くん、拘束&お道具、ハメ撮り、アナルセックスと来まして。次、存在がCERO/Aの来栖翔ちゃんで、さあどうしようと思っています。

 その後、私が黒くし易いという意味で大好きな音也がラスト控えておりますので、翔ちゃんは普通にしようかなとか、悩んでます。3分の2は書きまして、会社始まるのに書けてないよー旅行とか行くんだよーでも頑張りますので、まだ残り2人、おつきあい頂けましたら嬉しいです。

  

 
 

 

 

プリンスと1週間 翔編

 
 
 プリンスと1週間 第6話
 


 
 土曜日 翔編 ~なんで俺だけ仕事なんだよおおおおお!~

 


 
 「え? あれ?」

 春歌は、自分が部屋を間違えたかと思った。

 翔の部屋に来た筈なのに、部屋にあるソファに座っていたのは翔ではなかった。

 「こんにちは・・・本当に来たんだね。」

 「あの、お久しぶりです、薫くん。」

 きょろきょろする春歌に微笑みかけて、薫が

 「翔ちゃんはこっちで待ってるよ、さ、おいでよ。」

 にっこり笑って促したので、春歌はそのまま薫と、部屋を移動した。

 寮を出て、更に歩き、春歌は、一体どこまで連れて行かれるのだろうかと不安になってきていた。
 そしてとうとう辿り着いたのは、病院だった。

 「あの、翔くんは・・・?」

 また入院でもしたのかと思って、心配になる。

 「ああ、大丈夫、翔ちゃんの体調に何かあったわけじゃないから。ただ、ここに来る必要があるだけだからさ。僕が通ってる学校はこの病院に属してるんだ。だから、教育実習とかはココでやるんだよ。さ、もう着くよ。」

 言われるまま歩く。
 やっと辿り着いた部屋のドアを開けると、そこは寝室では無かった。

 「・・・? ここ、診察室、ですか・・・?」


 しかも、通された部屋には誰も居ない。
 そこにはベッドや何やら色々な器具や瓶が整頓されて置かれた棚などしか無い。人の気配など無かった。

 「待ってれば、翔くんはすぐ来ますか。」

 「あのさぁ・・・。」

 呆れたような眼で、翔の双子の方割れが春歌を見遣る。
 がちゃんと、ドアに鍵をかける。

 「よくそんな呑気な顔していられるよね。男に犯されまくって、今からだってヤられるっていうのにさあ。どんな神経してんの。ほんっと、お前みたいなヤツが翔ちゃんに近づくなんて、許せないよ。」

 「あ、あの・・・。」

 怯える春歌の顎を掴み、薫が冷たい目で覗き込んで来る。

 「翔ちゃんはね、お仕事だよ。お前なんかに翔ちゃんを触らせたくなくてね、無理を言って僕が撮影予定日を変えて貰ったんだ。翔ちゃんをこんな目に遭わせたくない、僕がやるって言ったらあの社長、スマイル全開で翔ちゃんを仕事場へ放り込んだよ。面白ければ何でもいいみたいだね、彼は。」

 「でも、それじゃ翔くんが失格に・・・!」

 「ならないよ。」

 冷えた声でそう言って、薫がシャツを脱いだ。

 「あの・・・。」

 「僕が代わりを務める事にしたんだ。何度でも言うけど、大事な翔ちゃんをお前なんかに触らせたくないからな。」

 「代わりって、そんな。」

 「ここじゃあシャイニング早乙女が法なんだろ? その彼がOKを出したんだ。問題無いよ。さて。」

 ぐいっと、春歌の両腕を捻り上げる。痛みに声を上げる春歌にもお構いなしだ。

 「僕はこれでも医者を目指してるからね。色んなものが手に入るし、体のしくみも、よく解ってる・・・まぁ折角だから、楽しもうよ。というか、お前を満足させないと翔ちゃんのデビューがかかってるからね。そういう意味では、僕も頑張るよ、ふふっ。」

 「や、やです、翔くんたすけ・・・!」

 「抵抗するなら、最初に酷い目に合わせちゃうけどいいのかな?」

 黒すぎる薫の微笑みに春歌は眩暈がした。
 抵抗するも、意外や薫はやはり男というべきか、春歌の力など何の役にも立たなかった。


 「やぁああああ、いやです、やめてくださいっ!」

 産婦人科の触診台に、スカートとショーツを脱がされて脚を拡げたままがっちり固定された春歌は、面白そうに金属音を鳴らす薫を前に悲鳴をあげた。

 「泣くと案外可愛いじゃない。男としてちょっと一ノ瀬さんの気持ち、わかるなあ。泣き声が可愛いと虐め甲斐があるよね。しかしあの人、アイドル然としながらああいう変態嗜好だったとは、人は見かけによらないね。」

 (っていうか、どうしていつも必ず誰かが覗いてるのでしょうかっ!?)

 とぼけた素朴な疑問も、薫の手によって抜け落ちる。

 「さ、さっき説明してあげた通り、これは中を観察する為に、女性器を拡げるモノなんだけどね。どこまで拡がるかな~。」

 ぐいっと、銀色に光る金属の器具を秘部に挿し込まれ、春歌が引き攣った悲鳴を上げる。

 「いやあああああ!」

 「なぁに? お医者さんの卵の僕の知識で、正しく診察してあげるって言ってるんだから、怖いコトなんてないでしょ。ああ、キレイなピンクだね。流石に処女膜はもう影もカタチも無いけど。」

 「やめて・・・ぐす・・・いやです、こんなの・・・翔くん、たすけてえ!」

 「ここで泣いて叫んで翔ちゃんが来たら、もうこれ以上無いってくらいに2次元だね。」

 

 がったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!


 
 「2次元だから来るに決まってんだろーーーーーーーーーーーがーーーーーーーーーーーーーー!!!」

 「翔くん!」

 「翔ちゃん!?」

 「薫てめえっ!」

 物凄いスピードで動いた翔が、薫の胸倉を掴んだ。
 一瞬あまりの事に驚いていた薫も、すぐに腹の中では冷静な微笑を取り戻す。

 「春歌に何しやがった!」

 「痛いよ翔ちゃん・・・そんなに怒らないでよ・・・。」

 「うるせぇ! 幾らお前でも、許せるコトと許せないコトがあるぞ!」

 「・・・ッチ、泣き落としはダメっぽいか・・・(小声)あれ~、翔ちゃん、どうしてそっち見ないの? 大好きな女の子があんな風に脚を拡げてるから、恥ずかしくて見られないの? 照れ屋さんだねえ。」

 泣き落としが通じそうも無いと解ると、薫はおどけて話題の矛先を変えた。

 「うるせえ! って、何やってんだよ藍!!」

 ちらりと春歌の方を見た翔が、そこに居た藍を確認してまた大声を出す。

 「何って、折角の研究材料だから観察してるんだよ。へーえ、本物はこういう風になってる訳か・・・。写真とはやっぱり質感が違うな。解ってるコトとはいえ。」

 いつの間にか、春歌の拡げられた脚の間に屈んだ美風藍が、まじまじと春歌のソコを見詰めていた。

 「どどどどどどど、どうして美風先輩がっ・・・み、みないで下さいっ!!」

 「助けてあげてるのにどういう態度なの? 全く、今からどんなモノ入れられるトコロだったと思ってんのさ。感謝してよね。」

 なんだかんだで、とりあえず春歌は固定された診察台からは開放された。


 
 

 「なんなのこの絵面。」

 藍が、4人で診察室の真ん中に、椅子を円に並べて4人で座っている図を指して言う。

 「翔ちゃん、仕事はちゃんとしてきたの? 妙に帰りが早く無い?」

 ケロリとして、薫が翔に尋ねる。
 そんな薫をじっと見て、翔が口を開いた。

 「おかしいと思ったんだよ。今日は俺の順番なのに、何で仕事なんだろうって。現場で手当たり次第にそれとなく聞いたら、急遽予定が変わったとか言われて、速攻で俺の分の撮りだけ済ませて貰ったんだよ。薫、お前が何か手をまわしたんだな?」

 「・・・だって、翔ちゃん、翔ちゃんにこんなコト、させられないよ・・・。」

 しゅんとして薫が言う。

 「翔ちゃんはアイドルなんだよ? 踏まれて悦んでるようなおかっぱ頭や、独占欲が歪み過ぎてる元能天気アイドルの根暗男や、頭に花が咲いてる異国の王子とは違う、純粋に、ノーマルなアイドルなんだよ!」

 (すごい悪口を言っています・・・!)

 「中々的確な人間観察だね。勉強が出来るのはまぁ伊達じゃなさそうだ。翔に対するノーマルという表現が謂わば平凡であるという点に於いても、兄弟と言う事を差し引いて尚、的確な物言いだと思う。」

 「どーでもいーコト難しく誉めてんじゃねえよ!」
 
 翔の突っ込みに藍が首を傾げる。

 「別に殊更誉めたつもりも無いんだけどね・・・まあいいよ。それより翔は、早くしないと失格の危険性があるんだけど、それは良いワケ?」

 「ぐっ。よ、良くはねぇよ! けど・・・!」

 「翔ちゃん。翔ちゃんのトコの社長が、代役OKを出したんだよ。だから、僕が代わりにやるよ、ね。だから、大事なお仕事が何かあるでしょ、それに行って。」

 「なんでそーなるんだよ! 他のヤツらがヤってんのに、なんで俺だけ仕事なんだよ!」

 「そんなコト言ってるけどさ、出来るの、翔に?」

 「え。」

 横から挟まれた藍の、思いも寄らない言葉に翔がぽかんとする。

 「ハッキリ言って、うたの☆プリンスさまっ♪のCEROを押し上げてるのは、7人の中では第一にレンだ。キャラ的にも、スチル的にも解りやすいのは彼だ。」

 淡々と話を進める藍に、薫が同調する。

 「その割に彼は、龍也先生に続いてまともなベッドインだったよね。意外だ。人はみかけによらない。」

 「どうして薫くんが知ってるんですか (泣)」

 泣きだす春歌を無視して、藍は続ける。

 「春歌の嘆きは置いといて、次にCEROを押し上げてる張本人はトキヤ。まともな正論吐きの仮面を被ったアオカン強制犯として、地味にやることヤってるっていう、とんでもプリンスだよ彼は。」

 「お前・・・事実だとしてもスゲー言いようだなオイ・・・。」

 翔が藍に、うへー・・という顔を見せる。

 「何を呑気なコト言ってるのさ。踏まれて悦ぶ特殊性癖の彼だって、二重人格の彼だって春歌を押し倒してたし、赤毛のバカはそもそも恋愛禁止の学園で交際を宣言するだなんて、幼稚な独占欲啓示をしてのけた。でもね、翔。翔だけ、至ってお子様展開だったんだよ、忘れたとは言わせないよ?」

 「藍、お前、俺に何か恨みでもあんのかよ・・・。地味にダメージ喰らわしてくんな・・・。」
 
 「翔ちゃん、先輩の言う通りだよ! 本編であんなに清廉潔白だった翔ちゃんに、女を抱くなんて無理だよ!」

 「無理とか言うな! 俺も男だぞ!? バカにすんなよ薫!」

 「僕の予想では、翔一人で彼女をイカせられる可能性は3%。精々3.5%だね。」

 「はぁ!? なんだそれ!」

 翔が藍に怒鳴る横で、薫が冷静に尋ねる。

 「一人でって、どういう意味です?」

 「言葉のままの意味だよ。翔一人だけで彼女の相手をしたら、多分彼女に絶頂を迎えさせる事はおろか、パートナーにも選ばれない。でも、ここにいる僕たち3人がかりで彼女を犯せば、可能性は65%にまで上がるって意味さ。」

 「な・・・!」

 翔が驚く。

 「馬鹿言ってんじゃねーよ! 3人がかりってお前ら、人道的にどういう発言してるんだよ!」

 「人道的? バカ言ってるのは翔でしょ。大体この設定のドコに人道的がどうこう言う余地があるのさ。っていうか、そろそろエロに入らないと、読んでる人はそれを楽しみにしてる筈だから良くないよ。どうするの。一人でするの? 4Pするの?」

 「よ、よ、4Pとか言うな!!」

 「・・・全く話が進まないね。薫、僕らだけで始めよう。君が代役でも構わないんって社長がOK出したのは間違い無いんでしょう。とっとと終わらせて、結果発表を待った方が効率がいい。」

 「そうだね。」

 「春歌、さっさと脱いで。脱がすの面倒だし、僕には恥じらいで煽るという人間の男の大多数に有効な技は効かないから、面倒なコトしてないでスピードを優先して。」

 「え、ははは、はいっ!」

 つい強く言われて、春歌は慌てて言う事をきいてしまう。
 診察用の固いベッドの上で、薫に後ろから抱きこまれる格好で座らされた。

 脚を拡げたそこに、藍が居る。

 「み、見ないで下さい、美風せんぱいっ・・・。」

 「どうして見られたくないの? だって、ここ凄く濡れてるよ? 女性は愛撫をされて濡れるって知識は持ってるんだけど、見られただけで濡れるって情報は貰ってないな・・・まぁそもそも僕の中には、セックスをするという前提は無いからね・・・。」

 そう言いながら、指で春歌の性器を拡げ、中心の突起を嬲る。
 固く大きく膨れた突起を藍に強く摘まれ、春歌は全身を震わせながら大きく喘ぐ。

 「何言ってるんです? 先輩さん?」

 薫が、春歌の胸の先を指でくいくい摘みながら藍に尋ねる。
 春歌は春歌で、すっかり頬が上気して染まり、甘い声を上げて体をくねらせている。

 「コッチの話。聞き流してよ。っていうか、ココを刺激されただけですごい腰の跳ねさせようだね。ココはなんだっけ。ああ、クリトリスだったかな。こうされただけで痙攣して喘ぐなんて、こういうの、淫乱っていうのかな。」

 「処女捨てたばっかりの割に、結構いい反応しますよねー。ね、キスしてあげて下さいよ。僕、耳を攻めてみるから。」

 「キス・・・? ああ、そうだね。効率は良さそうだ・・・んっ・・・。」

 藍が春歌の舌を甘噛みして吸い上げた。
 薫が、耳と言わず首筋と言わず、吸い付きながら舌を這わせて来る。背筋を絶え間なく流れる電流で、春歌は体をびくんびくんと跳ねさせ。甲高い声で喘いだ。

 「ねぇ、翔ちゃんに見られてるよ。感じる?」

 耳元で薫に囁かれ、春歌がはっと気づく。
 立ち尽くしていた翔もはっとし、そして、3人に徐に近付いた。

 「何、翔? 自分でする気になった?」

 「・・・どけよ、藍。薫も。」

 いつもと違う翔に、2人は顔を見合わせて春歌から離れた。

 
 「やれやれ、ここまでお膳立てが必要な後輩もホント迷惑。これだけ苦労させてくれたんだから、しっかり結果出してよね。」

 藍が、どうでも良さそうに翔に言う。
 そして、まだ渋る薫を引き摺って部屋から出て行った。

 2人きりになった部屋で、春歌はシーツで自分の裸体を覆い、真っ赤になっていた。
 我に返って、さっき2人がかりで愛撫されて喘いでいた姿を見られた事で、軽くパニックになっている。

 「春歌。」

 翔が春歌に手を伸ばす。

 「あの、あの。私、あのっ。」

 しどろもどろになる春歌に、翔がそっとキスをし、シーツを取り去った。

 「あのさ。」

 真剣な瞳が春歌を捉える。

 「俺、初めてだから、どうやったらお前が気持ち良くなるか、よくわかんねーよ。でも、痛くしないから。乱暴な事はぜってーにしないから。だから、だから・・・俺も、俺もお前を抱きたい。」

 「翔くん・・・。」

 「いいか・・・?」

 「はい。」

 改めて言われて、春歌ははにかんで俯いた。

 「そ、そーゆー反応すんなって!」

 「え、どうしてですか。」

 「! そりゃお前・・あーもう! いーよそんなコトはどうでも! ・・・・目、瞑れよ。」

 「え。」

 「きっ・・・キス、出来ねえだろ、そんなまっすぐ見られてたら・・・。」

 あ、と思い、春歌はそっと目を閉じた。



 「あんっ。」

 「痛いのか?」

 かりっと、胸の天辺に軽く歯を立てた翔が、赤く上気した頬をそのままにしながらも心配そうに聞く。

 「ううん、痛くない・・・。」

 「そうか。」

 愛おしそうに春歌の胸を両手で包み、先端を舌や指でつま弾く。春歌は甘い声で応えて、翔が益々夢中になっていく。

 そのうち、一方の手が春歌の下腹へ降りた。
 慎重な手つきで掻き分けた彼女の内部に、浅く指先を滑り込ませた翔の喉が鳴る。

 「熱・・・すげぇ濡れてる・・俺、うまくお前を気持ち良くさせてやれてたのか・・?」

 「ああん、あ、はい、気持ち、良かったです、あんっ。」

 「そっか・・・な、入れて、いいか。俺、多分すぐイクけど・・。」

 翔よりは余裕のある春歌が、その言葉は現実になるだろうと予想する。
 彼のモノはもう噴火寸前で、入れた途端もありえるのが見て取れた。

 「翔くん、あの、一度落ち着きませんか?」

 「は?」

 「あの、あの、恥ずかしいのですが・・・私、あの、口でしてあげたいのですが、翔くんの・・・頑張りますから、それで一度してから、ちゃんとすれば、すぐには終わらなくて良いのではないかと・・・。」

 驚いたような顔で見詰められて、春歌がかあっと顔を赤くする。
 自分はなんと大胆な事を言ってしまったのだろう。まるで慣れた女のようではないか。軽蔑されただろうか。軽い女だと思われただろうか。不安で、途端に悲しくなった。

 何も言わない翔が怖くて、春歌が思わず泣きそうになったその時

 「あのさ。」

 翔が、口を開いた。

 「なんつーか、今のお前の誘惑、すげえ惹かれるっていうか・・・そりゃ、俺も男だから、それもして貰いたいってのが正直な気持ちだけどさ。でも。」

 きゅっと、翔が春歌の手を握る。

 「俺、お前が好きなんだ。だから、初めては、お前とひとつになって、お前の中で、イキたい。ちゃんとお前と抱き合いたいんだ。」

 呆気に取られた春歌は、思わずぽかんとした表情で翔を見てしまった。
 でも彼の瞳は真剣で、春歌は思わず泣いてしまった。

 「んなななっ、なんだよ、何泣いてんだよ? え? 俺なんか変なコト言ったか? おい!?」

 慌てる翔に、春歌は必死に笑顔を作る。

 「違います、う、うれしく、って・・・。だって、だって、普通だったの、日向先生と神宮寺さんだけで、もうそこからは皆さん、みなさん、ぐすん。」

 「日向先生は解るけど、レンが普通とか意外っちゃあ意外なんだが・・・しかし後のやつら、そんなにお前にヒドい事したのか?」

 「いえ、ひどいのは一ノ瀬さんくらいで・・・。」

 「はぁ!? あのヤロぉおおおおおおお!! 今度会ったら殴る!!」

 「いえ、いいんです、今は、こうして、翔くんが優しくしてくれてますから。」

 にっこりと、春歌が涙を拭いて笑った。
 翔が、そっと春歌を抱きしめる。

 「俺、お前のこと好きだから、精一杯、優しくする。だから・・・いいか?」

 「はい。」

 多少の難儀をしながらも、翔はなんとか春歌の中に入り込み、感嘆の吐息を洩らしながら思い切り春歌を貪り始めた。

 「やば、もうダメだ、俺、マジ早過ぎだけど、ごめ・・・・っ。」

 「あん、翔くんっ、気持ちいいですっ、ああんんっ。」
 

 
 春歌は幸せだと思った。
 翔が無我夢中で自分を求めて果ててくれた事が嬉しくて、その後も、ずっとずっと春歌を抱きしめながら、嬉しそうに頬擦りしたり、軽いキスを繰り返してくれたりが嬉しくて、指を絡ませながら眠ったり愛し合ったりを繰り返した。

 最後、音也が待つ明日の日曜日の事など、春歌の頭にはその時これっぽっちも浮かばなかったのだった。

 

 

  つ づ く



 えーこんばんわ。
 翔ちゃんは初めて書きました。いかがでしたでしょうか。あまりの存在の健全ぶりに、彼で詳細にエロを描く事が出来ません私の能力不足を怒らないでください・・・。

 さて、やっと最後、とうとう最後、最終回です、ここまで何とかやってきました。
 日曜日 音也編 ~君は一生、俺のモノ。逃げたりしたら許さないよ~ 参ります。月末ですので、もしかしたら多忙で来週の日曜掲載が無理で、再来週の日曜掲載になるかもしれませんが、宜しくお願い致します。いやーもう、やっと真っ黒な音也が書けるかと思うと、嬉しいです!
 

 

 

プリンスと1週間 音也編

 
 

 プリンスと1週間 第7話

 
 
 日曜日 音也編
 ~君は一生俺のモノ。逃げたりしたら許さないよ~






 
 これで、これで最後です・・・。

 日曜日、春歌は自室を出る前、終わる喜びを噛み締めた。だが。

 (でも、誰かを選ばなくてはいけないってこと、ですよね・・・どうすれば・・・皆さん全員、私をあんなに愛して下さって・・・。)

 中には、あれは愛なのかと思う者も数名いるが、春歌は優しいのでそこは愛と捉えてくれる。
 部屋から廊下へ出て、音也の部屋へ行こうと歩き出した。

 「おい。どこ行くんだ。」

 「へっ。」

 後ろから声を掛けられ、ぐいっと腕を引っ張られて春歌は驚く。

 「黒崎先輩。あ、こ、こんにちは。」
 
 慌てて頭を下げて挨拶をする。

 「こんにちは。じゃねえよ。なに呑気なコト言ってやがんだてめー。今日で最後なんだろうが、くだらねえ茶番はよ。」

 「ちゃば・・・はぁ、あの、ええ、最後です。今日で終わりです。」

 「その最後の一十木は、海外ロケで居ねえぞ? どうなるんだよ、こういう場合はよ?」

 「ええっ!?」

 驚く春歌を別に気にもしてないように、淡々と蘭丸が続ける。

 「一応俺が、同じ行き先の飛行機のチケットを用意してやった。何度かロケで行った場所だから地理も初心者じゃねえしな・・・お前が俺と一緒でも行きたいってんなら、案内してやってもいいぜ。」

 「えっ。」

 「え、とか は、の多い奴だな。驚くしかできねーのかてめーは。行くのか行かねえのか。・・・まあ、行かなきゃてめーも困るんじゃねえのか。ペナルティはでけぇんだろうなあ、社長の決めたデビューの条件を決定するゲームを途中で降りるなんてなあ。」

 冷静な頭だったら大したことの無い蘭丸の言葉は、しかして今の疲弊した春歌を脅かすのに、充分だった。

 かくして飛行機は飛び立ち、春歌は隣で機内食を物凄い勢いで平らげたり、がーがー眠ってたりを繰り返している蘭丸を横目で見ながら、それでも不安を消す為に目を閉じて、眠りながら目的地を待った。


 

 

 「春歌!」

 「音也くん!」

 知ってる顔が笑顔で出迎えてくれた豪奢なホテルの一室まで、どれくらいあったのか。
 
 

 慌てて荷物を纏めて飛行機に乗り込み、寝ておけよ、という蘭丸の言葉も不要なほどのロングフライトでぐっすり眠った春歌は、機内食も食べずにそのまま音也の待つホテルへ直行した。勿論、春歌が手を付けなかった機内食は、蘭丸が残らず綺麗に食べてくれたらしい。

 移動中の蘭丸に、行き先は尋ねても教えてくれなかった。
 空港からそのまま今度は車に載せられ、そこで目隠しをされて連れて来られたので、道中の景色も判らなかった。蘭丸が、

 「どうせ逃げられやしねえんだから、ここまでしなくてもいいと思うんだが、まぁ頼まれた通りにはやんねえとな。仕事である以上は。」

 「仕事・・?」

 「ああ、多少でも金を貰って請け負ったら何でも仕事だ。肉喰う分だけの金だけどな。まあいい。肉は喰いてえからな。」

 蘭丸が、肉、肉と連呼する。

 「だが肉の為だけじゃねえぞ。俺も実際ココでカレンダーの撮影があるんでな。まぁその仕事は1週間後なんだがな。」

 窓の外の過ぎゆく景色は春歌には解らない。
 蘭丸はそれを見ながら、目隠しされて怯えてるのか、自分の服の裾をきゅっと遠慮がちに握ったままの春歌に話しかける。

 「早く来ても早く仕事が始まるワケじゃ無ぇから、日本でライブでもしてた方が良かったんだが、あのクソガキがどうしても頼みたいとか言ってよ。・・・毎日腹一杯肉喰ってもいいとか、撮影が始まるまでのホテル代は払うっつうから、お前をついでに一緒に連れて来るっつう役を引き受けてやったんだよ。ホテルに籠って集中して曲作るのも悪くねえかと思ってな。」

 「あの、音也くん、に? 頼まれたんですか・・・。」

 「たりめーだろ。なんで俺が親切にてめーを自腹切ってこんなトコまで連れて来てやんなきゃなんねーんだ。あのガキに頼まれたんだよ。あいつはれっきとした事務所の仕事でココへ来てるんだから、自分の順番を遅く変更して貰える筈なんだが、なんでかしんねーけど、オメーをこっちへ呼んだ方が都合がいいんだ。とか言ってたぞ。」

 そんな、説明なのだが肝心なトコロが抜けているような話を聞かされて、辿り着いたホテルの一室だった。
 そこで音也は心底嬉しそうに、現れた春歌に駆け寄って抱きしめたのだった。

 

 「待ってたよー。良かったー。俺、嬉しいよ、ちゃんと来てくれて。これでずっと、大丈夫だね。」

 「・・・ちゃんと・・・ずっと・・・?」

 訝る春歌をぐいっと押しのけ、蘭丸が音也に掌を突き出す。

 「おい、約束のもん先に寄越せ。」

 「うん、ありがとう黒崎先輩。これ、約束のカードキー。あと、これ。チップ分くらいのキャッシュはこれであると思うんだけど。」

 カードキーと、じゃらじゃっと小銭や紙幣を適当に蘭丸に渡す音也を、春歌はぼんやり見ていた。

 「じゃ、好きなだけレストランで肉喰ってよ。美味かったよー俺もさっき食べたけど。」

 「牛の肉腹一杯喰ったら、女の肉も喰らっていいんだったよな?」
 
 「・・・・まぁ、約束なので。少しなら。」

 「勿体ぶってんじゃねえよ。てめーが仕事で動けねえから俺が連れて来てやったんだろうが。あ?」

 「うわぁ、怖いから怒らないでー。わかりました! もう、とにかく先にお肉たくさん食べてくれば?」

 「言われなくても喰いに行くってえの。じゃあな。」

 蘭丸が出て行き、オートロックがかかる。
 さっき感じた疑問を言葉にする前に、音也に口を塞がれた。

 「んっ・・・!」

 足がガクガクして立っていられなくなるまで、音也の激しい舌の動きに翻弄される。崩れそうな春歌を支えるように音也が腰と背中にしっかりと腕を回し、きつくきつく抱き締めてくる。

 やっと解放されて息をつく春歌を、音也が引き摺るようにベッドへ連れて行く。

 「待って、音也くん、待って下さい・・!」

 「いやだよ。俺、ずっと大人しく待ってたじゃないか。これ以上待てないよ。」

 ぼふっと、ふかふかのリネンに沈められ、音也が覆い被さってきた。
 
 「やっと俺の番だ・・・ずっと待ってた。これで、ずっと、春歌は俺のものなんだね・・・。」

 「え、どういう意味、です・・?」

 不安そうに体の動きを止めた春歌に、音也がにっこり笑って言った。
 
 「あのね、海外渡航中は、君にとってずっと日本を出発した日のまま日付は動かないんだ。君はこのゲームの中では、結構人権無いっていうか、容疑者みたいな扱いなんだよ。時効って海外逃亡期間は計算されないじゃない? なんかああいう感じ?」

 音也の説明が、春歌にとっては意味の解らないだけど不吉な音の羅列でしかない。

 「もし君が誰かにヤラれるのを嫌がって海外に逃げ出したりしたら、日本を出発したその日から、君にとっての日付は君が日本へ帰国するその日まで、ずっと永遠に変わらない。ってルールが決められてたんだ。現地で捕まるにしろ、戻って来てからにしろ、兎に角君の日付は固定されちゃうから、結局ソイツとやんなきゃダメ、っていうね。」

 蘭丸の言葉を思い出す。
 音也が自分の順番を単に後ろにずらして貰えばいいだけなのに、と、何気なく言った蘭丸。彼はきっと知らなかったのだろう。春歌が海外へ出たら、その時から春歌の時間は、帰国するまで永遠に出発日から変わらない事を。
 
 そう。日曜日に飛行機に乗って日本を飛び立ち、ここへやって来た春歌には、帰国するまでずっと、音也に抱かれなければいけない日曜日が続くのだ。

 音也は、知っていた。
 春歌には詳細なルールがあまり知らされていないこの企画は、どこまでも春歌に残酷だった。

 「他のヤツらはさ、君が逃げずにいてくれればそれで良かったんだよ。日本での仕事しか無かったからね。でも俺は、丁度この仕事が入ってた。最初はレンと変わって貰おうと思った。でもこのルールを知った時、これを使えば、俺が君を自分のものに出来るって確信したんだ。だから、我慢したよ。最後に俺の順番が来るまで、君が他のヤツらにヤラれまくっても、耐えたよ。俺、エライと思わない、誉めてよ。」

 ルールを利用して、自分が滞在する海外のホテルにまんまと春歌を呼び寄せた音也が、乱暴に春歌のブラウスを引き裂いて、下着も剥ぎ取って勝ち誇ったように告げた。

 「君はね、もうずっとここに居るんだ! そうすればずっと君にとって日曜日が続くんだよ! 俺に抱かれる日だけが、君にとって一生続くんだっ!」

 「きゃあっ、いや、音也くん、いやぁ!」

 本能的な身の危険を感じ、渾身の力を振り絞って逃げようとした春歌が、そして本当に音也の腕から一瞬逃れ出る事が出来た。男の力に敵ったのかと不思議に思いながらも、震える足を引き摺り必死にベッドから這い落ちようとした。

 そんな春歌を見て、音也が喉の奥で笑いながら問いかける。

 「ねえ、どこへ行くつもりなの。まさか日本に帰れると思ってるの? 君、お金も持ってないし、飛行機のチケットも持って無くて、言葉も通じない外国のここから、一体何をどうやって帰るつもりなの、あはは。おっかしい。ね、ちょっと冷静になりなよ。大丈夫。俺はココと日本を行ったり来たりするから、君をずっと一人ぼっちにするなんて真似はしないから。」

 楽しそうに笑って、春歌をぐっとまた自分の腕に抱き込む。
 恐怖で引き攣って言葉も出ない春歌の首を何箇所か吸い上げ、残った跡を見て満足そうに息を吐いた。

 「ああ、やっと俺の印がついた・・・。毎日毎日、増やしてあげるね。今日から毎日、まずは取り敢えず・・・そうだなあ・・・皆にしてあげた事、俺にも順番にして貰おうかな。」

 優しい手つきで春歌の腰から頬までを撫で上げ、耳元で恐ろしく甘い声音で、音也が囁く。

 「まずは日向先生みたいに、一緒にお風呂に入って綺麗にしようか。その後、レンにしたみたいに俺のを口でして貰って、・・・あー・・・マサはいいや。マサのはパス。あれダメ。で、トキヤの奴に色んな事させてたよねぇ。あいつどんだけ変態なんだって。でも、俺にも君がおもらしするトコロ、ちゃーんと見せて貰うからね。」

 「ど、どうして、知って・・・。」

 いつも誰かが覗いていたらしく、必ず誰かは知っていたが、どうして音也は全部を見て来たように言うのだろう。

 「どうしてって、全部見てたからだよ。」

 何を不思議そうに、と。まるで春歌の方がおかしいような口ぶりだ。

 「ねえ、那月のすっごいでかかったけど、よくあんなのがお尻に入ったね。しかも、幾ら砂月が家畜の飼育に長けてるからって、最後には自分から、2人におねだりしてたよね。」

 「や・・・いや・・・。」

 脇腹を撫でる優しい手つきが怖くて、春歌は身を捩る。
 逃げ出せない。音也の腕ががっちりと春歌の身体を抱き留め、動けないから逃げ出せない。

 「翔とは何だか、心を通じ合わせたようなセックスしてたね・・・。翔が好きなの? ねえ、翔にだけ、抱かれて嬉しいみたいな感じだったじゃない。まさか翔を選ぶ気だったの、ねぇ・・・。」

 音也の声音が僅かに変わった。
 深層心理で感じる恐ろしい予感に、春歌は息が止る。

 「許さない・・・俺にも、全部同じ事させろよ。するまで逃がさない。」

 「やめ、やめて、やめて・・・お願い・・。」

 今まで経験してきた連載での音也を思い出して春歌は泣きそうだ。
 
 薬を盛られた事もあった。嫉妬で激高した彼に後ろを蹂躙された事もあった。全部書き手のせいではあるけど、まさかこんな記念連載でも音也は結局黒いのかと、春歌は絶望で泣き出した。
 
 黒けりゃ黒い程書き易い!
 例えワンパターンでも黒い音也が大好きな書き手のせいで、春歌、ごめんね。お祭り企画だから許して(謝罪)

 

 「なんで泣いてんの。泣きたいのは俺の方だよ。一番最後まで我慢させられて、君が散々他の男にいいようにされるのを、ただ指を咥えて見てるしか無くて・・・今までの分を取り返して、それで、それから今度は、俺の好きなように調教させてもらうから。」

 髪を掴まれ、音也と目を合うようにされる。

 「俺の声を聴いただけで濡らして、自分から俺をせがんで尻を突き出すような可愛い女に調教してあげるから、精々イイ子で俺の命令に従いなよ。俺の命令だけをきく、俺だけのモノに、君はなるんだ・・・じゃないと、痛い目にあっちゃうかもよ、くすっ。」

 「いや、助けて、翔くん・・・。」

 反射的に、助けに来てくれた翔を思い出して咄嗟に彼の名前が口を突く。震えながら小さな声で、殆ど無意識のうちに呟いた、たった一言だった。
 
 だがそれは、音也の神経を思い切り逆撫でした。

 「やっぱり翔を・・・許さない。そんなの許さない!」

 「いやぁあああ!」

 押し倒されて伸し掛かられ、春歌が必死に抵抗する。
 それが、音也にとって痛くも痒くもない抵抗であっても、それしか自分のすべき事が思い浮かばない。

 「バカみたい、必死になっちゃって。暴れたって無駄だよ・・・。」

 「あああっ。」

 拡げられて閉じられない脚の間に体を入れ、音也が何の準備もなく春歌の中に自分を押し込めてきた。

 「や、め、抜い、てっ・・・。」

 突然の挿入で、解されてない内部が悲鳴を上げる。めりめりと割り入って進むような凶暴な肉塊に、神経を持って行かれたくないのに固さや形を感じ取ってしまう。

 「抜くわけないだろ。まだ半分も入って無いよ・・・ほら、一番奥まで、ゆっくり進んであげる。俺の形をちゃんと覚えられるようにね。ココを、擦ってあげるね。」

 音也が、半分程までも行かない浅瀬の壁を、カリの部分で擦り上げるように腰を揺する。

 「ひっ、や、やめ、そんな事しちゃイヤっ・・・ああっ。」

 「あれ、気持ちいいんだ。何の準備もせずにいきなり入れたのに、感じてるんだ。」

 音也が耳元で、吐息で罵る。

 「好きなんだろ、男のコレが。淫乱。」

 「いやぁあ、ちが・・・。」

 「じゃあなんでこんな音がするのさ。」

 ぐちゅっと音が立つように、音也がわざと角度を変えて更に深く進みながら抉る。
 湧き立つ音に、春歌は泣きそうになってイヤイヤと首を振った。

 そんな春歌を見て、音也は一気に奥まで穿つと、大きな声で喘いで仰け反った春歌を力一杯抱き締めた。

 「奥まで入ったね・・・ふふっ、翔は来ないよ。助け出して貰えないお姫様はどうなると思う?」

 「や、やめ、やぁ・・・。」

 ペロリと春歌の唇を舐め、流れた涙を頬ごと舐め上げた音也が、嗤う。

 「助け出して貰えないお姫様は、永遠に囚われるんだ。毎日俺に犯されて苛められて、それを悦ぶようになるんだよ。楽しみだね。」

 ずるりと先端が抜け落ちるギリギリまで引き抜いて、また一気に入れる。
 春歌が、されるがままに啼いて音也を更に煽る。
 
 「その声、皆に聞かせたんだよね・・・それも許せない。こんな風に、全身染めて締め付けたんだ・・・いやらしいなあ、ほんと、お仕置きしないとね、こうやっ、てっ!」

 「あああああっ。」

 ぐいっと尻から持ち上げられて、上からごりっと重石を乗せるように太く固い肉棒で貫かれてそのまま出し入れされ、春歌は気を遣った。

 「んひィいいーっ、あ、っあ、あっ、あ・・・。」

 体を突っ張らせて息を短く紡ぐ春歌を見下ろし、音也が詰まらなそうに呟く。

 「あれ、イったの・・・。一人で勝手にイッたりして、まったくどうしようもないな、この雌豚は。まだお仕置きは始まったばっかだろ。待て、から躾ないといけないのか、手が掛かるなぁ。」

 ぱくぱくと口を開閉するが、言葉が出ない。
 反論したくても、何を反論していいのかも思い浮かばない程に頭が回らない。手指が動かない。それどころか、雌豚と揶揄かわれ、益々反応して音也を締め付けてしまっている。

 「いっか、別に。イった数だけ、後でオモチャを突っ込むっていうのもアリだしね。何本入れられちゃうんだろうねえ、ははっ。ああそれとも、バイブじゃなくて、数だけお尻にビーズ入れてあげようかな。君、お尻気に入ってたもんねえ、那月たちにヤラれて。」

 「や、め、て・・・おねが・・・。」

 漸く言葉が出て何とか懇願するも、音也には聴き入れて貰えない。

 「君が俺にお願いするのを許されてるのは、犯して下さい。イジメて下さい。命令して下さい。この3つだけだよ。ははっ、最高。俺の、俺だけの、俺が好きにしまくっていい俺だけの君だ!」

 喘ぎ啼く春歌を楽しそうに犯し、奥の奥まで届く様な勢いで射精した音也は、そのまま気を失うように半分意識を手放した春歌を愛おしそうに腕に抱えた。

 ごろりと横になりながら、春歌の身体を自分に出来る限り密着させる。

 「明日もいっぱい、イジメてあげる・・・ああ、そうか、ごめんね・・・間違えちゃった・・・君にとっては永遠に、今日だったね・・・。」

 反応しない唇を、自分の欲情だけを押し付けて吸い上げ、そしてそっと、瞼にキスを落とす。
 そんな彼も、やっと欲しかった少女を手に入れた安堵と現実感から来る意識の緩みを受け入れ、束の間の眠りに着いた。


 

  
 つ づ く      ・・・らしい? 






 ご 挨 拶 

 えー。
 なんとか、なんとかなりまして!! いやぁ、土曜の朝に一心不乱に書きあげました!! まるで切羽詰まって宿題やってる小学生のような勢いで8月31日に書きあげるというww

 でもって、書き出したらやっぱり音也! 私にとって永遠に書きやすい黒ワンコ音也なので、書きたい事が一杯出来ちゃって、このままだと書き終わらないと思って続きにしました。いやだからって、忙しいのが終わってるワケじゃないので絶対来週とはお約束出来ませんが、一応来週の日曜日に、続編? 音也番外編?掲載予定です。まぁ、昨今よくある連動購入特典みたいなモノだと捉えて頂ければ♡ いらねーよって方はスルウして下さい。再来週の掲載になったらごーめんね。可能性大ですけどw

 でもってすごい鬼畜なコトさせようと思ってるんですけど、それでも、そんな音也でも、いい、で、すか・・・? スイマセン

 とりあえずここまでお付き合い頂きまして、本当に読んで下さった方、有難うございました!
 そういえば、私ってこのFC2の設定を、訪問した事を残さないって設定にしてまして、訪れて下さった方のブログへお邪魔しても判んない設定になってるんですけど、チョコチョコ来て下さった方の所へは行かせて貰ったりしてます。お友達は本家ブログとツイッターで受付しておりますので、乙女ゲームの話題で遊んで下さる方がもしいらしたら、是非こちらのコメント欄からで結構ですので、お申し出頂けると嬉しいです。お待ち申しあげております。

 毎度申し上げておりますが、鍵つきのコメントは一切の誤表示を防ぐ為、お返事は記事でも致しておりません。鍵無しであれば、コメント頂いた所からお返事させて頂いております (拍手コメなら拍手コメ欄から) お返事しなくても総て読ませて頂いて、有り難いお言葉に感謝しております。応援して下さった方総ての方へ、本当に有難うございました。音也だけ悪ノリしてもう1話続けますが、お時間ありましたらお付き合い下さいませ。

 
 
 

 
 
 

 

 

プリンスと一週間 音也編 オマケ

 


 プリンスと一週間 音也編 オマケ♡

 






 「こっち向け、おらっ。」

 蘭丸の手が、春歌の頭を乱暴に掴む。
 散々揺さぶられて、好き勝手に動かされた後で、春歌はもう息も体力も尽きかけていた。

 「お前、何日あのガキにヤラせ続けてやがった。もうもたねえのかよ。俺はまだまだだぞ。」

 返事も出来ずに、体の奥まで入り込んでずっと質量の変わらない蘭丸のそれに翻弄されている。何かを聞かれても、返答を考えると言う作業に及べない。そんな常識的な対応が吹き飛ぶ位、蘭丸は荒々しく、そして力強く春歌を繰り返し求めて来る。

 
 蘭丸がやってきたのは、昨日の夜だった。
 丁度、音也が何日も立て続けに春歌を犯して何とか満足してくれた時で、春歌は引き摺るように体を運んだバスルームでシャワーを浴びて、髪を乾かし終えて、ベッドルームに戻ってきた時だった。
 やっと、やっとゆっくり寝られる・・・。そう思った矢先の、事務所の先輩の訪問だった。

 一瞬いやそうな顔をした音也だったが、蘭丸の訪問は予定されていた事だったようだった。約束だろうが。という蘭丸の一言に、渋々であったがあっさりと引き下がった。
 明日の夜まで、24時間だけで・・・という音也の言葉も終わらないうちに、面倒くさそうに音也を部屋から無理矢理放り出した蘭丸が、ぽかんとした顔で一部始終を見ていた春歌を押し倒すのに3秒もかからなかった。

 「な、なにを・・・やめてくださいっ・・!」

 「ん? 風呂入ったのか・・・。あのガキので汚れたままだったらお前、俺に何されてたかわっかんねえからな。偶然とはいえ、助かったな。」

 そう言って、春歌の胸を大きな掌で力任せに揉みしだき始めた。

 「やめ、あ、ああっ。」

 「やめるわけ無ぇだろ・・・アッタマ悪い女だなほんとに。なんでどいつもこいつも、お前みてーなトロい女がいいんだか・・・。」
 
 ガリッと、蘭丸が春歌の首筋を噛む。

 「ヒィっ!」

 痛みで思わず悲鳴を上げた春歌を更に抑え付け、蘭丸が脅すように言った。

 「誰もがてめーに優しくしてくれると思うなよ。俺は容赦しねぇからな。俺を満足させられなかったら、このまま裸でホテルの外に放り出すぞ。・・・精々、気張れ。」

 そう言われて、春歌は怖くて泣きそうになりながら、蘭丸の欲の指示に従っていた。
 それから十数時間。既に何度めの情交か数えるのは途中でやめた。連続で何度か相手をさせられて、ぐったりと眠ったのも束の間だったような気がする中、朝日を横目にしながらまたこんな事をさせられているのだ。

 頭が、もう何もかもが、ぼんやりしたまま蘭丸に溺れさせられ続けている。

 「もっと出し入れがよく見えるように動けよ、へったくそが。」

 「あ、ごめんなさ・・・あああっ、ダメ! しないでえ!」

 下から伸ばされた手に結合部上の芽を撫でられ、春歌は狂わんばかりに喘いだ。

 「口答えしてんじゃねえ。てめーはさっさと俺が楽しめるように動きゃいいんだよ。」

 蘭丸の上に乗せられ、繋がった場所が仰向けの蘭丸から見えるようにと脚を開かされ、春歌は恥ずかしくて半泣きになりながら腰を動かしていた。

 それだけでも、本当は羞恥心で快感がより煽られてイキそうになっていたのに、その上更に快楽のポイントを押されたら堪らない。

 「お前、イヤイヤ言ってるがすげえ濡れてんぞ。なんだ、嬉し泣きか? お前の中に入ってる俺のが、濡れて光ってんぞ。ほら、すんなり入るだろが。」

 ずんっと下から突き上げられ、抉るような量感に春歌の腰が震える。

 「ダメっ、も、ダメ・・・っ!」

 「イクならイクって言えよ。ま、お前のイク時の顔はもう覚えたがな。今度もちゃんと見ててやるよ。」

 「やぁ、いやぁっ。」

 「だから・・・・口答えしてんじゃねえよこの女はぁ・・・俺を満足させろって言ってんだろうが。バカなら体にわからせてやる。」

 苛ついた声で呟いた蘭丸が、春歌の腰を両手で掴み、先程よりももっと深くに突き入れピストンし始めた。

 「あああああっ! ああっ、や、めぇああああ!」

 蘭丸の胸に倒れ込んでしまわないように、それだけに必死になって体を支えるだけの力しかもう出せない春歌が、それにすら力尽きて意識を白紙にしてしまうのを見て、蘭丸は満足そうだった。

 「さて、俺ももう一回、中で出させて貰うぞ。」

 指の先まで力の抜けた春歌の口を好き勝手に吸い、体を起こした蘭丸が春歌をベッドへ仰向けに押し倒した時、部屋のドアが開いた気配がした。


 (・・・? あのガキもう戻ってきやがったのか・・・?)

 そう思ったが同時に、何やら話声がしたので客は一人じゃないと悟る。

 「?」

 ベッドルームのドアノブが動いたのと、煩い声が耳にハッキリ入ってきたのは同時だった。

 

 「あー!!! ランランが後輩ちゃんを襲ってるー!!!」

 「れっ、レイジ!?」

 「この愚民が。俺を差し置いて、貴様だけ日本を出て何日も楽しむなど許されると思うな。」

 「なんっでカミュの野郎まで居んだよっ・・!」

 蘭丸の驚きなど諸共せずに、嶺二がベッドに駆け寄って春歌を腕に抱く。

 「ちょーっとちょっとランラン、何これ。僕の春歌に何してくれちゃってんの! ココ! こんなトコに噛み跡つけないでよ! 獣かホントに! 春歌、大丈夫? 迎えに来たよ。僕と一緒に日本に帰ろう。そんで、僕と結婚しよう。」

 「 はぁあああー!? ちょっと待つのはてめぇだコラ! 何言ってやがんだこのうすらボケが! 何が結婚だ! いつコイツとお前が結婚なんかするって話になってんだよ、勝手なコト言ってんじゃねえぞ。こいつは日本に帰ったら、俺の家で俺と一緒に暮らす予定になってんだよ!」

 「やかましい愚民ども。この娘は俺のメイドとして俺の屋敷に住まわせる事が決定している。おい黒崎、さっさと服を着ろ。お前にも情けで楽しませてやったのだ。もう終わりだ。寿、手を離せ。それは俺の、俺だけのメイドだ。」

 「ミューちゃん何言ってんの? アタマ狂っちゃったの? ってゆーかメイドってナニ!? そんなエロい用途しか思いつかない職業に、春歌を就かせられるワケないでしょー! どーせ超ミニのメイド服着せて、お掃除と言えばおしゃぶりさせて、お料理と言えば自分のチ×コでチョコバナナでも作らせるつもりでしょ! この変態! 変態! この子は僕のお嫁さんなの! ランランもねえ、勝手に自分ちに一緒に暮らす予定とか立てないでよ! 僕としたエッチが、春歌の中で一番印象に残ってる筈なんだから。僕と結婚するしかないんだから! ねー春歌?」

 「レイジてめぇ・・・こいつのアソコにジャムやらクリームやら散々塗っといて、よっくカミュに向かってそんなコト言えるな・・・。てめーも立派に変態だろ・・・。」

 「やかましいと言うに!! とにかくこの娘は俺が連れて帰るのだ。貴様らはエコノミーの狭い座席で、貧乏ったらしく独り虚しく、のこのこ帰ってくるがいい。」

 
 大の男が三人、大声で真剣にギャアギャア言いあっているのを、春歌はぐったりした体で瞼を半分閉じて見聞していた。

 すると、つんつんと、自分の髪を何かが引っ張った。

 「?」

 顔を横に向けると、音也が、ベッドの下からちょこんと少しだけ頭を出していた。
 目が合った春歌の身体を、ずずーっとシーツの滑らかさを利用して自分に引き寄せる。

 相変わらず大声で春歌の取り合いをしている先輩三人に聞こえないように、音也が小さな声で囁いた。

 「ココから逃げるよ。先輩3人のうちの誰か一人と帰るから、シャワーを浴びて支度をして来るって適当に言って、見つからないようにうまくこの部屋から出て。そこからは俺と一緒に来るんだ。」

 「でも・・・。」

 「君の時間はまだ日曜日のままだ。俺から逃げるなんて許さない。っていうか、俺から君を奪おうとするなら、先輩たちだって許さない。俺は君が好きなんだ。君だけが。君しか、俺は要らないよ・・・。」

 「音也くん・・・。」

 「ロビーで待ってる。荷物は全部置いて来て構わない。来なかったら、ほんとに嶺ちゃんと結婚させられちゃうよ? みんな、目が本気だ。カミュ先輩のメイドにされちゃうかもしれないし、ほんとに黒崎先輩の家に監禁されるよ。ゲーム上はまだ日曜のままの設定だから、その理屈でいけば俺の番のままだけど、君を独り占めする為にあれだけ本気の先輩たちにルールは通じない。逃げよう。」

 春歌は迷う。
 ここで音也についていっても、見る絶望は似たり寄ったりな気がする。どの道、誰かのセックスの相手をするしかないのだ。

 「嶺ちゃんと結婚したいの? カミュ先輩のメイドになりたいの? 黒崎先輩と同棲したいの?」

 音也の詰問が、春歌を混乱させる。

 「それは・・・いや、です・・・。」

 「だったら俺のいうこときいて。ね。早くするんだ。先にロビーに行ってるよ。」

 音也はそれだけ言い残して、そっと匍匐前進でベッドルームから脱出して行った。


 

 「あ、あの・・・。」

 相変わらずやいのやいの言い合いしてる3人に向かって、春歌はおずおずと告げた。

 「なぁに春歌。僕と結婚する決心がついたの?」

 「俺だよな。俺と暮らす気持ちが固まったんだろ。」

 「メイドがイヤなら俺の女にしてやらん事もないぞ、俺と来るならな。」

 3人3様で、自分に差し出された手に春歌は目眩がする。
 それでも必死で理由を並べ、なんとか音也に言われた通りに、支度を口実に服を一着手にしてベッドルームを脱出できた。

 バスルームで急いで着た洋服の裾を握りしめ、ドキドキと早鐘のように鳴る胸を押さえながら、音を立てないように、バスルームのドアをゆっくりと開ける。

 バスルームから部屋のドアまではそう遠くない。ベッドルームからは見えない。大きな物音さえ立てなければ、なんとか逃げられる、そう思い、震える手を動かす。漸く身一つ抜けられるだけ開けて、そっとバスルームから体を外に出した。

 その時


 「あれー。春歌、逃げる気なんだー。僕たち、うっかり騙されるトコロだったんだねー。」

 「!!」

 突然の事に腰が抜ける程びっくりした春歌は、その場にへたり込んだ。
 先輩3人が、声を掛けた嶺二を中心にして、ドアの向こうに仁王立ちしていた。


 「てめぇ・・・!」
 
 凄んで春歌に一歩近寄った蘭丸を制した嶺二が、すっと目を眇めた。がくがくと膝から全身が震える春歌の頬にそっと触れ、にこりと笑うと、春歌に質問をした。

 「逃げようとしたの? 僕たちから? 」

 ゆっくりと、小さな子供に言い聞かせるように、嶺二が問う。

 「正直に言わぬと、氷漬けだぞ。」
 
 カミュが言う。

 「そう、ミューちゃんの言う通りだ。正直に言ってご覧。そしたら許してあげられるかも。・・・また嘘ついたら、嶺ちゃん許さないよ?」

 おどけているような言葉遣いも、実際はそうじゃない。
 目の前で鈍く光る嶺二の目が、何よりも雄弁にそれを告げている。

 「ご、ごめ、なさ・・・わたし・・・。」

 言葉も満足に紡げない程の春歌を前にした嶺二が、肩を竦めた。

 「やれやれ。まさか逃げ出すなんてね・・・。さては音やんが、僕たちがギャアギャアくだらない言い争いをしてる時にでも忍び込んできたかな。ねーどうするー。このままだと音やんが、きっと一生この子をどっかに隠して独り占めしちゃう気がするんだけど。」

 「なコトさせるワケねえだろ。なんであんなガキにくれてやんなきゃなんねえんだ。」

 「ではどうする? 何か妙案でもあるというのか。」

 春歌を囲んで、3人が相談を始めた。
 その時、ドアをノックする音がした。3人が、そして春歌も、一斉にドアを見遣る。

 「・・・誰だ・・・? 一十木がしおらしくノックなどするとは思えぬが・・・。」

 カミュが、声をひそめて嶺二と蘭丸を交互に見た。
 蘭丸は首を傾げ、嶺二はドアを見詰めたまま、動きを止めている。

 すると、今度はもう一度さっきよりも強いノックの音がした。

 「ちょっとー! 開けなさいよー! ココにいるのは解ってんのよー! 春ちゃーん、だいじょーぶー!?」

 「ええええっ? どゆこと!? 月宮センセ!?」

 嶺二が驚いて、急いでドアを開けた。
 林檎が、明らかに怒った顔で部屋にずかずかと入ってくる。

 「ちょーっとあなた達! ムリヤリな休暇をいきなり揃いも揃って取って何してるのかと思ったら、こんなトコまで春ちゃんを追い掛けてきて!! 仕事しなさいよっ!!」

 「それを言うなら、一十木だって同じでは?」

 苦し紛れに逃げ道を探そうと音也を持ち出したカミュを、林檎がぴしゃりといなす。

 「音やんはさっき、シャイニーに頼んで強制送還という名の連行をしてもらったわ。今頃はシャイニーと、シャイニー専用ジェットの中よ。」

 「何っ!? オヤジが出張ってきてやがんのか!?」

 「ええ。さ、アナタ達も、さっさと10分以内に荷物をまとめてロビーに降りなさい。龍也が待ってるわ。10分以内に来なかったら・・・龍也が3ヶ月間、専属の付き人としてこき使うそうよ。」

 「ひえええええええええ! ソレ無い! それヒドい! そんなのヤダ!」

 嶺二が心底イヤそうに抗議する。

 「じゃあさっさと行けばいいでしょ。」

 「け、けどよ、この女がその間に誰かを選んじまったら・・・!」

 尚も喰い下がろうとした蘭丸を冷たい目で一瞥すると、満面の笑顔で林檎が先輩3人に向かって言い放った。

 「アタシの言う事、聞こえたかしら~? 聞こえないなら、どんな手でも使って聞こえるよ~にしてあげるわよー・・・ど・う・す・る・ん・だ・よ っ!?」

 嶺二も蘭丸もカミュも、目の前の林檎の本気の言葉に固まった。

 「戻ってる・・・男に戻ってるぞ・・・! やべぇ・・・。」

 「くっ・・・仕方あるまい。ココは退散するしかないだろう。」

 カミュが降参し、蘭丸もそれに追随して、最後まで駄々をこねて床で足をばたつかせる嶺二を二人して背負い、龍也の待つロビーへ向かっていった。

 

 「春ちゃん! 大丈夫だった!?」

 3人が出て行ったドアが閉まるのを確認して、林檎が春歌に駆け寄った。

 「せんせぇ・・・あ、ありがとうございます・・。」

 ぎゅっと抱きしめられて、春歌は安堵する。

 「もぉ~~~~~! 心配したのよ。急に居なくなって、しかも蘭ちゃんも予定より早く出国してるし、気付いたらミューちゃんも休暇願を出してて、セシルちゃんが空港の近くで姿を見かけたっていうから、もしかしてって思って・・・良かったわぁ、本当に、本当に良かった・・・。」

 「先生、助けて下さって、有難うございました。私、これで日本に帰れるんですね・・・。」

 ほっとして、やっと笑顔になった春歌に、林檎がふっと笑って短く答えた。

 「帰れるよ。」

 「え、せん、せ・・?」

 突然、さっきまでと様子の違う林檎に、春歌の胸が暗くざわめく。

 「シャイニーは音やんを強制送還する為に日本に飛んだし、リューヤもあの3人のアホな子たちを連れて、今頃空港に向かってる。正真正銘、今ここに、2人きり・・・。」

 
 唄う様に呟く林檎の声が、春歌の背筋を悪いものでなぞる。それが怖くて、春歌は息を飲む。
 そんな春歌を知ってか知らずか、林檎は抱いた腕に力を込めて、春歌の耳元で、妖しい声音で囁いた。

 
 「安心して。ちゃんと帰れるよ。俺の相手を、たっぷり済ませてからだけどさ。」

 

 

 
                         End


  






  


  

  あ と が き


 ここまでお付き合い下さった方々、本当にありがとうございました!
 嬉しくない意味でリア充だったので、掲載が遅れたりしましたが、なんとかなりました。

 一番最初、龍也先生の序章で不憫だった林檎先生が、やっと順番が回って参りました!wwwwwww 
 わ、私、ちゃんとオマケって言ってありましたよね!? なので、音也が活躍見せ場無しでもそれは文句受け付けられませんのでスイマセンスイマセン!!!

 でもま、これで攻略対象総て、出揃ったトコロでこの企画連載を終了とさせて頂きます。
 途中、応援しているとか、楽しみだとか、涙が出そうになる程に嬉しいコメントを頂き、励みになりました。感謝しております。

 さて、やっと私も、世の中の流れに合わせてブラコンに手を出したいなと思っております。待っていて下さって、読んで下さった方々に感謝を込めて、万一リクエストが御座いましたら、そのキャラから攻略したいと思いますので(PPも数年寝かせ中www)ご希望が御座いましたら是非。

 
 ああっ、でも!! 攻略スピードは亀よりも遅いですので、掲載時期のご要望はお受けできません・・・って、ほんとに感謝の気持ちあるのかって感じですいません・・・感謝はしております。ホントです。有難うございました。
 

 

 

 

 

 

 
 
プロフィール

みるくあずき2

Author:みるくあずき2
成人。
主婦。母。妻。嫁。娘。事務員。など。

本家ブログはアメブロ
http://ameblo.jp/milk15azuki
にて、乙女ゲームレビュー(感想・攻略? 雄叫び、乙女向けCDも愛聴)を書き綴っております。

乙女ゲ歴というかゲーム歴4年。
妻となり母となって大分経ってから見つけた趣味なので、遅咲きです。
遅咲きの狂い咲きってヤツですね。

本家ブログは只今リアル絶賛多忙中の為に気紛れゆるゆる更新です。コチラは元々気の向くままに進めています。

下のカテゴリからお好みのモノを選んで頂くと、連載は1話から読めます。

感想・お世辞は大歓迎ですが、苦情は受け付けられません。
鍵付きのコメントは、拍手コメントも含め一切の誤表示を防ぐ為、お返事は致しませんが、必ず読んでおります。励みになっております。有難うゴザイマス。
拍手とかコメントとか貰えると泣いちゃうくらい嬉しいですよ・・・。

鍵付きでは無いコメントは、拍手コメントも含め必ずお返事させて頂いております。
宜しくお願い致します。

只今うたプリだと トキ春 嶺春 蘭春 音春を筆頭にカミュ春や翔春、真春、レン春もございます。R18、オールNLとなりますので宜しくお願い致します。

だけど最近プリンスよりも先輩とかヘヴンズが好きだったり・・・。

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