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嶺二サイドストーリー

 
 妄想ファミリーさんで参加させて頂いた、DearMyLover掲載の シークレットレッスン のサイドストーリーになります。
 春ちゃんを好き過ぎて、自分の気持ちもゴチャゴチャになっちゃってる嶺ちゃんのモノローグSSです。本編をご高覧頂いた方へ、少しばかりのお礼を込めて。本編の派生は以上でゴザイマス!



 
  
 僕は、アイドルだ。
 アイドルの定義も色々あれど、少なくとも僕は自分自身では、所謂王道の、キラキラのアイドルをやってるつもり。

 女の子にキャーキャー言って貰って、歌って踊って芝居が出来る永遠の19歳。
 とはいえ、アイドルとは偶像で、よく言うじゃない、スキャンダルはご法度。彼女が居たなんて、許されないってさ。

 だけど僕も、認めたくないが齢25。四半世紀も生きちゃってる。
 それだけ生きてて僕ほど器量良しの男が、女の子と今まで何も無いワケないじゃない? 当然、後輩に可愛い子が居れば、手も出したくなるさ。健全な男だもん。

 「先輩っ、ムリですぅ。恥ずかしくてもう・・・も、ダメです。」

 真っ赤な顔で体を震わせる春歌が音をあげた。
 上に乗って腰振ってほしいって言ったんだけど、流石にちょっと可哀想だったか。
 泣きそうになりながらも僕になんとか跨ったはいいけど、2,3度動かしただけで、恥ずかしさと気持ち良さに負けちゃってる。

 だけど。
 恥ずかしがってる顔を見る為にさせてるワケで。

 でも、泣かれちゃっても困るから、僕は上半身を起こして彼女にキスをした。
 キスをしながら体勢を安定させて、向かい合わせで座るようにする。

 「上に乗るの、恥ずかしい? でも、下から春歌ちゃんの揺れるおっぱい見てるの、すごく興奮するんだよ。だから、ね。次はして。」

 「でもぉ・・・ああっ。」

 きゅっと、固くなってる胸の先を摘む。
 女の子の反論はこうやって、快楽で消しちゃうのが一番早いから。

 ランランの事が好きだなんて言いながら、こうやって僕の指に、僕の身体に口を封じられる彼女なんて、本当はもっとメチャクチャにしてやったっていい筈なんだ。

 なのに、僕はどうやらおかしくなったらしい。
 出来ないんだ。
 近いうちに僕の前から消えるつもりの子なんか、無茶苦茶な欲望を全部強引に突き付けて引き裂いてやりたいって思う。
 
 自分の欲望が叶ううちに、全部叶えさせて貰おうって思う。だけどその傍から、愛しくて可愛くて、傷つけたくなくて、精一杯、優しくしてあげたいって気持ちが湧き出てくるんだ。

 「せんぱぁい・・・動い、て・・お願い。春歌、も、いっぱい欲しいです。たくさんほしいですぅ。」

 恥ずかしがって少ししか動かなくて、今はそのまま僕のモノが入ったままただ座っているだけだから、焦れてるらしい。

 こんな声で僕を欲しがるなんて。
 こんなトロトロに蕩けた顔で、僕に甘えて、可愛い。

 可愛いすぎて、この世のものとは思えない程ひどいよ、君は。
 この顔を、ランランに見せるの? この甘い匂いのする体をランランに抱き締めさせて、ランランにその声を聞かせるの? 
 
 僕はそれまでの、ただの、練習台。

 ひどいじゃん。
 
 急に頭がかっとなって、力任せに彼女を押し倒す。
 
 「きゃあん。」

 ぼすっ、と、シーツが衝撃音を出す。
 上から彼女を見下ろすと、期待した潤んだ目で、僕をぼんやりと見てた。

 「・・・あげるよ、たくさん。春歌ちゃんが気絶するくらい、激しくしてあげる。」

 どろどろ渦巻く感情を知られたくなくて、必死で笑ったつもりだけど、彼女の目は潤んだままではありながら、でも不思議そうに僕を見ていた。
 上手く笑えて無かったのかな。

 笑える訳が無い。僕、傷ついてる。大好きなのに、どうして他の男に渡さなくちゃなんないの?
 でも、彼女がそれを望んでるんだ。
 大好きだから、好きな子だからこそ、その子の望みを僕が叶えてあげたかった。あの時、その気持ちに嘘は無かった。

 彼女に、他の男のモノになる手助けをするなんてバカなコト、なんで言っちゃったんだろう。
 だけど、あの時は確かに僕は、本気でそう思っていたんだ。いい先輩。って評価が欲しかった。
 そんな僕に今更、彼女をひどいと詰る資格なんてどこにあるというんだ。最低だよ、ほんっと最低。こんな僕がアイドル? 笑えるね。頭の中は自分勝手な被害妄想。自己中心的な一人芝居で、大好きな彼女に責任を転嫁してばかり。

 彼女には何の罪も無いのに。
 いつか僕を捨ててランランのトコロへ行く。その役どころに彼女を仕立てあげているのは、僕なのに。

 言うに事欠いて、何がひどいんだ。ひどいのは、彼女じゃ無い。

 僕は彼女の腰を掴んで、自分の腰を思い切り打ちつけた。

 「あっ、あっんん! あん、あんっ!」
 
 激しく揺れる彼女の乳房に見惚れながら、何もかも振り切りたくて夢中で挿送した。
 今だけは僕のモノ。さっき僕にねだった女の顔をした君は、間違いなく僕だけを欲しがってた。

 それでだけで良かったんだ。
 僕はそれを手に入れられたら、後は望まないつもりだった。君が好きな男と上手く行くように、先輩の顔で応援して終わる予定だった。だって。
 だって、だから僕の腕に抱かれてくれたんでしょ? そうじゃなきゃ、僕のコトなんか見てくれなかったんでしょ?

 好きなんだ。
 愛してるんだ。こんなに好きなのに、どうして僕のモノにならない? どうしてランランなんだよ。なんで。どうして。

 彼女の喘ぎ声で思考が鈍る。
 彼女の中は熱くて、気持ち良すぎて頭が真っ白になる。辛い事も忘れられる。今だけは、今だけは僕のモノ。

 君には、みっともない僕を知られたくない。
 カッコ良くてアイドル然とした嶺ちゃんで居たい。居させて。
 大好きなんだ。大好きな女の子の前で、恥かきたくない。好きだって泣きそうになりながら伝えて、ランランより僕を選んでほしいなんて、そんな縋るみたいな台詞、どうしたら言えるっていうんだ。

 愛しすぎて気持ち良すぎて泣きそうなんて気持ち、25年生きてきて、初めて知ったよ。

 
 2人して一緒に果てて、グッタリした体を僕に預ける彼女を柔らかく抱き締めながら、胸がしくしくと痛んだ。

 
 ふと気付くとまた、彼女の瞳が、不思議そうに僕を見ていた。
 ぎゅっと胸に彼女を押し込めた。

 見ないでよ。
 自分の気持ちがよくわからなくて、誤魔化し方も今は判らないんだ。

 神さまがもしも居るなら。
 ねえ、どうしてあの時、僕はズルい方を選んじゃったんだろう、教えてほしい。

 弱いから?
 怖かったから?
 あの時から、もう、本気で好きになっていたから?

 「・・・嶺二先輩?」

 彼女が体を離す。
 そして、僕の頬に、こめかみに、首に、キスをしてくれる。きっと様子を覗っているんだ。
 ヤバい。また僕の感情、何処からか洩れちゃってるみたい。とりあえず、繕わなくっちゃ。

 培った演技力で笑顔をつくって、君に精一杯優しくするよ。今は僕の恋人だもん。
 今は、僕が、恋人だもん。
 だけど、憎くて堪んない。だって、君は僕のことなんて・・・。

 もう、ぐちゃぐちゃだ、僕の頭の中。このまま終わりたくない。失いたくない。君が好きなんだ。君を幸せにしてあげたいんだ。それが本当は僕の役目で無いのなら、せめて今だけ。今だけは。だけど、だけど。


 
 
 僕は、失恋する日を先延ばししているだけだ。
 判っていたのに、どうしてこんなに苦しいの。もう逃げたいよ、この辛さから。だけど離したくないんだ、彼女を。

 
 気付いたら、彼女がまた不思議そうな顔で黙って僕を見ていた。
 僕は笑う。

 「えへへ。僕ちんが一杯頑張ったから、気持ち良すぎてもう1回したくなっちゃったんでしょ? いいよ~しちゃおっか。」

 お願い。
 そうだと言って。その通りだと、お願いだから、そういう事にして。

 大好きだよ。
 明日が見えなくて、自分がどうすればいいのかわからなくて、潰れそうなほど。







                fin






 
 
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非公開コメント

No title

前回のランランのお話も今回の嶺ちゃんのも・・・
読めてよかったよ。

ちょっと、BOY’Sの気持ちが掴みきれてなかったから
うんうん・・・なんか嬉しいよ!と物凄く肯定したw

特に、ランランがなぜ春ちゃん抱いちゃったかな・・・という
思いがあったので。
そして嶺ちゃんの複雑な心理。

さすがだよ、みるくちゃん!

完璧に納得した。

雫ちゃん

コメントありがっとーう!

納得してくれた? 良かったー。

実は、これは本当は本編に、モノローグじゃなくて、ちゃんと話の一部で
きちんとエピとして盛り込むつもりだったのね。

だけど悲しいかな。私の稚拙な実力では、ページ数の指定に勝てませんくてwwwwww
どうしても嶺ちゃんと蘭丸の心情エピを盛り込むとページが足りず。

で、ココの存在を思い出して、もっちゃんの、好きに書けばいーんですよ的コメントを思い出して、
私の作品だからもう、私の好きな形態でいいやん!本とネットと合わせて1本です! でもいいじゃんって思い切ったの。
思いきってエロに特化して本編は出して、補足をコッチでって、もう身勝手極まりない作品発表でしたwww

なので自分でも、これ本編だけ読んだ人はイマイチ心理がわからんじょ・・・もっちゃんにこのサイトの宣伝頼まないとって思ったww

だけど、雫ちゃんが納得してくれたってコトは、
他のあの本をお買い上げいただいた方も納得してくれたと、思うようにします!

ちょっとホッとしたわ。
そう言ってもらえて。ありがとー。ありがとーほんと! 

No title

これ、欲しかった!
嶺ちゃんのいい人オーラなのもいいけれどこ
れがあってこそのあの話だ!
遠慮して出さない分なんだか嶺ちゃんがね・・・
もっと執着してきてよ
もっと感情出してよ?
って思ってたの
(キャラ的に誤魔化して絶対しないけど)

いい人って中々本心言わないじゃん?
色々あるからだと思うのだけれど相手のこと考えてとか・・

次は遠慮なく入れて欲しいなぁw
それでこそ二次創作だと思う

なんだかんだと嶺ちゃん好きなんだよね

かもちゃん

 コメありがとーねー

 ごめんよー私の能力不足で、本編とネットを合わせてやっと完成とか
 しかも、ネットの方は時間が無ければ最悪いいや・・・とか思ってたと言う不届き者だよ・・・。
 
 でも掲載出来て、責任は果たしたww

 これを、モノローグではなくて、ちゃんと作品にエピソードとして収めるには、私の能力が足りなかったのだよ・・とほほ。精進します。

 でも、雫ちゃんもこれを合わせて読んで納得してくれたって言ってくれて。
 良かった良かった。
 ありがとーねーいつも! お前この話なっとくかんぞ! とかの率直な感想、いつでも頂戴! 受け止めてきっちり鍛錬するから! 
プロフィール

みるくあずき2

Author:みるくあずき2
成人。
主婦。母。妻。嫁。娘。事務員。など。

本家ブログはアメブロ
http://ameblo.jp/milk15azuki
にて、乙女ゲームレビュー(感想・攻略? 雄叫び、乙女向けCDも愛聴)を書き綴っております。

乙女ゲ歴というかゲーム歴4年。
妻となり母となって大分経ってから見つけた趣味なので、遅咲きです。
遅咲きの狂い咲きってヤツですね。

本家ブログは只今リアル絶賛多忙中の為に気紛れゆるゆる更新です。コチラは元々気の向くままに進めています。

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感想・お世辞は大歓迎ですが、苦情は受け付けられません。
鍵付きのコメントは、拍手コメントも含め一切の誤表示を防ぐ為、お返事は致しませんが、必ず読んでおります。励みになっております。有難うゴザイマス。
拍手とかコメントとか貰えると泣いちゃうくらい嬉しいですよ・・・。

鍵付きでは無いコメントは、拍手コメントも含め必ずお返事させて頂いております。
宜しくお願い致します。

只今うたプリだと トキ春 嶺春 蘭春 音春を筆頭にカミュ春や翔春、真春、レン春もございます。R18、オールNLとなりますので宜しくお願い致します。

だけど最近プリンスよりも先輩とかヘヴンズが好きだったり・・・。

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