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Room2308 第4話

 



 


 Room2308
 第4話









 

 あんまりこういうのは好きじゃないんだけどね。
 でも、痛がったり、辛さで泣きじゃくる彼女を見るのはイヤだったんだ。

 こんな世界に居ると知り合いは多いし、ある程度名前が売れてると、繋がりを作りたいのか何なのか、大して仲良くも無い相手から面白い物を貰う機会もある。まあオレは新人だから、そのお零れを今回頂いたワケだけど。

 ジュースを先に頼んでくれていたのはラッキーだった。
 
 いつも事務所で使う店だから顔馴染みになったバイト店員が、それを持って行こうとしてた所にオレは現れた。

 だから、 「オレのもササっと作っちゃってよ。案内も出来てから一緒にでいいよ。」 と言うと、店員はすんなりトレイを置いて一旦厨房に引っ込んだ。その隙に薬を入れた。戻ってきた店員は何も知らず、オレの頼んだアイスコーヒーと一緒にそれを運んでくれた。

 一体イッキは何をしてくれたんだか。

 オレの顔を見て、イッチーが来られないって聞いただけで、すごい怯えようだった。やっぱり薬を使う事にしてよかった。あの様子じゃ何も手を打ってなかったら、コトの最中に舌でも噛み切られてもおかしくない。かといってオレは、女性に対して暴力は絶対に振るえないからね。押さえつけるにも限度があるし、困っただろうな。

 ホテルに到着する位までは、何とか彼女も自力で立っていて、オレに腰を支えられながらも歩いていた。問いかけにも、それなりまともな言葉で返事をしていた。
 
 部屋に入ってベッドに寝かせてからはもう、身体に力が入らないみたいだった。
 オレは運が良い日だったらしい。とんとん拍子に物事が運ぶ。彼女は薬の効果で抵抗しないし、こうなったら痛みも感じないそうだ。

 ただ、酩酊状態になるでは無いらしい。
 何をされているか、自分が何をしているか、相手が誰なのか、そういう事はある程度解るらしい。解っても、抵抗するだけの力は出ず、快楽に全て流されてしまうくらい、強烈に快感神経を引き摺り出され刺激されるらしい。

 らしい。ってだけで、本当の、要は一般的な薬の効能書きにあるような詳細は今も知らない。大体こんなモノに説明書なんて存在しないだろうし。
 オレは彼女に使用する事で、初めてこの薬の存在を知ったのだから。それでも彼女にこれを使うのにあまり躊躇は無かった。この薬をくれて、効能に太鼓判をくれた人物を信用してるからね。

 オレが躊躇したのは薬を使う事じゃなくて、彼女を抱く事そのものだった。
 
 彼女が痛みや辛さを感じるのが可哀想だから。だからそれが払拭されるならいいと思った。悲壮な彼女を見るのもイヤだったけど、何より、そうなったらその苦痛を与えてるのがオレだっていう事実に、オレ自身が耐えられないと思ったんだ。

 優しいコトを言ってるようで、突き詰めればどこまで自分勝手なんだろう。

 大好きな筈なのに、どうして、こんなにも自分勝手に求めてしまうんだろう。嫌われるかもしれないのに、暴走を止められなかった。

 
 「大丈夫。気持ちいいコトしかしないよ。安心して。」

 半分閉じかけの目も大して動かない彼女。
 オレの声が実際聞こえてるかどうかも怪しいもんだが、オレも余裕がなかった。さっき引っぱり上げるようにベッドに乗せたせいで、少し捲れて乱れた彼女の服の裾に理性を吸い取られた。

 荒っぽいキスをして胸を弄り、服を脱がせても彼女は抵抗しなかった。
 微かな喘ぎ声がオレの耳の奥を突き刺す。今までにない程に大きく早く動く自分の心臓の音と、彼女のか細い、男の神経を揺らす声だけが聴覚を占める。

 邪な目で彼女を見つめた日もたくさんあった。
 好きだったから、欲しかった。イッチーのモノなのだと知った時は、それなりにショックだった。でも、それでもずっと好きなままだった。



 あれはオレには、正直理解し難い話だった。

 でも、からかってるでも罠でもないってのだけは判断できた。
 だから、乗った。イッキは純粋に目を輝かせていたけど、オレはそんな風には振舞えなかったけど、でも、今こうして彼女を自分の欲望に任せて抱いてるオレに、言い訳する資格なんてこれっぽっちもないんだろう。

 だから、とことん踊らないと。
 こうなってしまったら、音楽が終わるまで踊ろうじゃないか。好きな女を抱ける演者に抜擢されたと素直に喜べばいい。

 彼女の脚の間に顔を埋め、とろとろに蜜を溢れ出させている場所を貪り喰らう。太腿までびしょびしょになる位に濡らしている彼女のそこは、熱くなってぽってりと腫れていた。指を入れただけで、壁が圧迫してくる。

 ここにオレのモノを突き入れて掻き回して、彼女が善がる様を見られる。やっと繋がって、この腕に抱ける。とてつもない興奮にオレは我を忘れた。素面の筈のオレの方が薬物中毒と診断されてもおかしくない程、あの時のオレは目の前しか見えていなかっただろう。

 「ハニー・・・愛してる、君が好きだったんだ、ずっと、ずっと・・・!」

 彼女を抱きしめるというより、しがみつくように抱くオレは、きっと傍から見たら間抜けだったに違いない。本気で愛してると告げながら出来る事じゃない。まともな精神の持ち主だったら、愛している相手にあんな真似はしない。身体だけ手に入れたって虚しいだけだ。

 でも、イッチーの話を聞きながらなんとなく、オレを好きになってくれる可能性があるのかと、そう考えてしまったんだ。

 イッキもきっとオレと同じ考えが浮かんだから、あんなに嬉しそうにしていたのだろう。
 彼女がイッチーに愛想をつかすか、それとも、とことんイッチーの愛に応えるか。どちらに転んでも美味しいトコロは戴ける。多少良心が苛まれる部分は、目を瞑ってしまえばいい。瞑れる程、魅惑的な誘惑だ。

 

 甘い声で喘ぐ彼女を、しっかり抱え込み奥に刻み付けるように抉ったせいで、オレは予定より早く中で派手にぶちまけた。

 なのに収まらない。
 
 一度抜いて、彼女を自分の上に引っ張り上げた。彼女は相変わらず抵抗しない。ロクに意識もハッキリしないのに、軽く指図しただけで、さっきまで自分の中に入っていたオレのモノを口に含んだ時、これをイッチーが教えたのかと思って心が少し翳った。

 でもそれも、すぐに気持ち良さに流された。

 この、すべてを流してしまう威力を持つ快楽が、薬を使われた今の彼女はこの比ではないのだ。そう思うとゾっとする。これ以上気持ちが良かったら自我が一切消えて、ヒトとしての矜持も何もないモノに成り果ててしまうだろう。ギリギリの位置でヒトに留まり、荒い息で、体中を桃色に染めてオレのモノを口で愛撫する彼女の姿が妙に幻想めいて見えた。

 ベッドの上で、彼女に下半身を投げ出して座るオレのモノを、一心不乱に舐める彼女が堪らなく可愛かった。
 髪を撫でると、手が耳に触れるのにすら軽く反応した。それが愛おしくて、わざと、耳を裏をなぞるような動きで髪を梳いてあげた。

 高く上げた尻が艶めかしく揺らされ、吐息が更に熱くなったのが解る。
 もしかして、オレをイッチーと間違えてたりするんだろうか。だからこんなに、情熱的なフェラチオをしてくれるんだろうか。でもまあ、いいや。今日はそれでもいい。何度も肌を重ねたら、きっとオレとするのも好きになってくれる。そして、オレという存在自体も、好きになってくれるかもしれない。

 チャンスは生かさないと。

 イッチーには感謝だ。

 「っ、あ、ハニー、そんなにしたら、出てしまうよ・・・ああ、っ。」

 柔らかい体をオレの脚に擦り付けるようにして、うっとりとオレのをしゃぶってる彼女を、ずっと見ていたい。控えめな笑顔が可愛いあの昼間の彼女からは想像もつかない、下品な音を立てながらする卑猥な行為。

 「っはは、美味しいのかい、そんなになって・・・ん?」

 「あ、ん・・・おいしい、ですぅ・・・。」

 答える彼女はきっと空っぽなんだろう。今の彼女は、オレの飲ませた薬のせいで無理矢理引き出された性欲しか持ってない。オレを好きでいてくれるわけでも、オレが彼女にこんなコトをするのを許してくれたのでもない。それでもこんなに興奮する。心がちゃんとある彼女としたら、オレは一体どうなってしまうんだ。嬉しさで心臓も止まってしまうに違いない。それこそ死ねないのなら発狂するだろう。

 「いいよ、君と一緒なら、俺は狂っても。・・・まあ、そもそも人間なんて、みんな最初からどこか狂ってるのさ。」

 そうだ。
 誰もが皆、多かれ少なかれ狂っているのだ。それを普段は、決して見えない何かで隠して過ごしているだけだ。

 何かのきっかけでその隠し場所に触れるものと出会い、そこで誘惑に乗ってしまうと、他人からも狂ってるのが判る状態になってしまうんだ。

 今のオレのように。

 「ハニー、上手だね・・・もっと先を舐めて、うん、そう・・・。」

 言うがままの彼女の首筋を、指で撫でてやる。

 「オレはずっと、君をめちゃくちゃに犯して、オレのモノにしたいと思ってたんだよ。思ってるだけで済んだかもしれないのに、オレは、オレの狂気の隠し場所に触れてくるものと出会って、誘惑に負けてしまったんだ・・・。ごめんねハニー。せめて、ハニーをうんと気持ち良くしてあげる。天国を見せてあげるからね。」

 小さく、のんびりと独りごちるオレの言葉は、彼女には届いていないようだ。
 それでいい。聞かれても困りはしないが、聞いてもらうようなコトでもない。

 「もうイキそうだ。口に出すよ、いいかい。」

 襲ってきた限界を感じ取り、オレは彼女の頭を柔らかく押さえた。

 「ああハニー、全部飲んで、っ、出る、出るっ、ああっ。」

 余韻に浸り、彼女の顔を上げさせる。
 飲み込みきれない大量のオレの精液が、彼女の口端から垂れていた。

 それを見てオレはまた、際限の無い欲望が腹の奥底から濁った音を立てて湧き上がるのを感じた。

 結局あの夜、彼女を何度犯したかなんて覚えてない。ただ、満足してる。次に彼女に会ったらオレは、多分もう、あの時はまだほんの少し残ってた迷いや躊躇いを一切失くして、只管快楽だけを追い求めるんだろう。

 ・・・楽しみだ。











  


 

  To Be Continued・・・













 

 

 

  次回第5話は、3月31日頃更新予定です 








 
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非公開コメント

???
先の見えない展開に、ずっとコメント控えていたんですが、レン様の登場に我慢できず、出てきてしまいました。
みるくさん、いつも楽しませていただいてます。
トキヤの意図が読めない…先が、ととってもとっても気になります!ホント、みるくさん、ストーリーテラーや!!

ナナオさんへ

ナナオさんこんばんわ。
今回は途中まで、拍手やコメントとかはあまり頂けないだろうなと思っていました。
ナナオさんのおっしゃるように、いつも以上に詳細が判らないまま話が進むからです。
皆様に、なんじゃ? って思われてるだろうなとwww 覚悟していました。
でも、そうは思っていてもやっぱりコメント頂けると嬉しいですね。

今回、アクセス数がこの第4話で別室開設以来の最高値を記録しました。
私が書きたい事で、更に的を絞って書いてて、私だけが満足でもいい。って気持ちで書いているこの話ですが
お時間ございましたらどうぞ最後までお付き合い頂き、感想頂戴出来ればとっても嬉しいです。
次は話が少し動きます。皆様にドン引かれるのを承知で最後まで頑張って書きます!
コメントありがとうございます!
プロフィール

みるくあずき2

Author:みるくあずき2
成人。
主婦。母。妻。嫁。娘。事務員。など。

本家ブログはアメブロ
http://ameblo.jp/milk15azuki
にて、乙女ゲームレビュー(感想・攻略? 雄叫び、乙女向けCDも愛聴)を書き綴っております。

乙女ゲ歴というかゲーム歴4年。
妻となり母となって大分経ってから見つけた趣味なので、遅咲きです。
遅咲きの狂い咲きってヤツですね。

本家ブログは只今リアル絶賛多忙中の為に気紛れゆるゆる更新です。コチラは元々気の向くままに進めています。

下のカテゴリからお好みのモノを選んで頂くと、連載は1話から読めます。

感想・お世辞は大歓迎ですが、苦情は受け付けられません。
鍵付きのコメントは、拍手コメントも含め一切の誤表示を防ぐ為、お返事は致しませんが、必ず読んでおります。励みになっております。有難うゴザイマス。
拍手とかコメントとか貰えると泣いちゃうくらい嬉しいですよ・・・。

鍵付きでは無いコメントは、拍手コメントも含め必ずお返事させて頂いております。
宜しくお願い致します。

只今うたプリだと トキ春 嶺春 蘭春 音春を筆頭にカミュ春や翔春、真春、レン春もございます。R18、オールNLとなりますので宜しくお願い致します。

だけど最近プリンスよりも先輩とかヘヴンズが好きだったり・・・。

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