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Room2308 第5話

 
 




Room2308
 第5話






 
 

 

 悪夢のようだったと言われればそうだし、そうじゃないと言われれば頷いてしまうかもしれない。
 部屋を出るまでぼんやりしていた頭は、部屋を出て何気なく扉を見た瞬間、覚めた。

 「230、8・・・。」

 呆然と呟いた私を見て、神宮寺さんは不思議そうに、どうかしたの? と尋ねた。
 私は、答えなかった。

 答えられなかったから。
 同じ部屋だった事実に足が竦んだなんて、他人にはわかってもらえない。

 
 

 神宮寺さんが、何度も何度も囁いた。
 好きなんだ。大好きなんだ。

 よく解らない。
 
 一十木くんもそんな事を言っていた。一十木くんの時は怖くて、何が何だか解らなくて悲しくて。そんな気持ちばかりだったけど、神宮寺さんの時は頭がフラフラして、あまり恐ろしいとか、悲しいとかっていう感情は、その時には湧かなかった。

 一ノ瀬さんとは相変わらず会えない。やっぱり自分は捨てられたのではないだろうか。そうとしか考えられない。だってそうじゃなかったら、どうしてあんなに都合良く、一十木くんや神宮寺さんが、彼との待ち合わせ場所に現れるのだ。

 神宮寺さんとホテルを出る時は、最後に見たドアのナンバーが衝撃的すぎて、家に帰りたいという気持ちだけが強くなって、神宮寺さんとロクに言葉も交わさなかった。

 私があまり口を利かなかっただけで、神宮寺さんはいつものように優しく、気を遣いながら話しかけてきた。
 私は笑う事も出来ずにいた。兎に角家に帰りたかった。1秒でも早く自分の住み慣れた風景に戻って安心したかった。わからない事ばかりでぐちゃぐちゃに絡まった神経をフラットにしたかった。

 家に帰って暫くぼんやりしていた。ほとんど何も、覚えてない。正確に覚えてるのは、神宮寺さんに抱かれたという事だけ。
 何度巻き戻しても、神宮寺さんと夢中になって快楽を貪っていた絵しか浮かんでこない。

 自分は確かにあの時、気持ちいいと思っていた。相手が一ノ瀬さんじゃないとちゃんと認識していたのに。私は嫌がらず・・・。

 …嫌がるどころか、神宮寺さんに貫かれて悦んで、抱き付いていた。お酒を飲むと記憶がなくなる人の話を聞いたりするけど、まさか自分がそんな風になるなんて。

 「ハニーごめんね。オレが、ハニーのジュースをカクテルに変えちゃったせいで・・・。まさかあんなになるとは・・・あそこまで酔うと、良くないな。これからは一人で飲まないようにね。オレでさえ理性がなくなっちゃったんだから、普通の男なら二度と家に帰して貰えなくなってしまうよ。」

 私に腕枕をしながら、神宮寺さんは軽口と変わらない調子でそう言った。
 その時既に、私と神宮寺さんはお互い何度達したか数えきれない位になっていた。

 彼の腕枕で微睡む自分を責めなかった自分が居た。どうしてか嫌悪感が無かった。一十木くんに襲われた時は怖くて悲しくて、虚しさと辛さだけだったのに。

 2度目だから、もうこれ以上は一緒だと自暴自棄にも似た気持ちだったのかもしれない。お酒のせいだから仕方ないって気持ちも、強かったのかもしれない。
 
 神宮寺は優しく優しく私に触れ、何度も、ごめんね。と囁いた。好きだ、という言葉とごめんねと言う言葉を、同じ数ほど呟いていた。

 でも、ごめんね、という言葉に、悪いと思ってるような雰囲気は見つけられなかった。きっと本当の意味で悪いなんて思っていない。彼はきっと子供をあやすのと同じような感覚でごめんねと言っているだけで、私があんなに酔っぱらわなくても同じ事をしたに違いない。

 

 突然メールの着信音が鳴り、私は3秒と置かずボタンを押した。

 一ノ瀬さんからの返信を心待ちにしていた私は、画面に表示された差出人に首を傾げる。

 「寿先輩・・・?」

 仕事のメールだろうか。
 
 寿先輩は、一ノ瀬さんが事務所の方針上、一時同居した時期もある先輩アイドルだ。

 寿先輩と一ノ瀬さん、一十木くんが、同じ部屋で暮らし、事務所に認めてもらう為に頑張っていた時期があった。その縁で、私自身もそれなりに彼とは仕事も、プライベートでも多少のお付き合いがある。たまにメールで、他愛もない話題をやり取りする日もあった。

 何か仕事で、忘れていたかな? そんな気持ちで送られたメールを開けた私は、次の瞬間、思わず自分のスマホを画面を下にしてソファに押し付けていた。

 目を疑う。
 一瞬でパニックになり、私はもう一度、信じられなさがあまりにも通り越えた感覚になんとか耐えて、画面を見た。

 「明日19時 ○○ホテル 2308号室で」

 見開いた目を閉じたら、この画面は違う文面に変わっているのだろうか。
 そんな馬鹿げた考えが浮かんで消える。

 「ど、うして・・・どうしてまた、この部屋なの・・・!」

 同じホテル。同じ部屋。蘇る記憶。

 

 夜は早い。
 それとも、私がそれからずっと部屋から動けなかっただけだろうか。

 気付いたら、部屋は真っ暗だった。
 寿先輩に限って、一十木くんや神宮寺さんみたいな事にはならない。そう思うもその端から、じゃああの2人はそんな人だったの? と、別の自分の声がする。

 あの2人だって、そんな人じゃない。私にあんな、ううん、女の子にあんなことをするような人たちじゃない。2人とも、一ノ瀬さんが望んだからこうしてるのだと、言っていた。

 では、先輩は・・・?







 
 呼び鈴を押すのを何度か躊躇い、それでもここへ来る事も悩み抜いて決意したのだからと、結果押した。
 ドアを開けてくれた寿先輩は、いつもと変わらない、優しくて軽口を叩いてる普通の先輩だった。
 
 まるで、この部屋を予約するのは、事務所を通してこのホテルを予約した場合は必ず割り当てられるから。などという理由でも罷り通りそうに、普段の先輩だった。

 「後輩ちゃんはえらいね~。ちゃんと時間通りに来て、おりこうさんだねー。」

 寿先輩はニコニコしながら、テーブルにミネラルウォーターのペットボトルを置いた。
 神宮寺さんと会った日を思い出し、素直には手を出せない。

 そんな私をからかうような声で、先輩は言った。

 「どうしたの。お酒なんかとすり替えてないよ。嘘だと思うなら自分で開けてごらん。ちゃんと蓋、閉まってるから。」

 「!」
 
 その言葉は、私の神経を揺さぶった。
 でも何て切り出すべきか判らず、黙って先輩を凝視するだけの私を見て、また彼は嗤う。

 「ああ、違った。アレはお坊ちゃんが君にそう説明してるだけで、実際はお酒じゃなかったんだよ。君が飲んだのは、普通のオレンジジュース。ただ、ちょっとだけお薬が入ってた。君も流石に、酔っぱらっただけであんな風になるなんておかしいって思ってるよね。」

 がくんと。
 内臓の位置が下がった気がした。

 「寿先輩・・・。」

 なぜ。
 なぜあなたが、そんな話を。

 言いたいのに、言葉が出てこない。

 「あれ? 彼は種明かしはしてないんだ。まったく、どうしてみんな僕にイヤな役ばっかり押し付けるのかなぁ。・・・まぁいいや。」

 軽く肩を竦めて、先輩は水を飲む。
 ごくりと動く喉が妙に現実感を煽る。悪夢ばかりが生まれる、この2308号室のリビングで。私はそれに少しだけ身構えた。

 「ねえ。後輩ちゃんは、トッキーのどこが好きなの。」

 「・・・え。」
 
 「だからさ、好きだからトッキーと付き合ってるんでしょ。どこが好きなの。」

 予想外の質問に少し驚いて、私は黙ったまま先輩を見た。
 先輩は、ん? とでも言いたげに首を傾げ、私の返事を待っている。

 「どこ、って・・・その、色々ですけど・・・。」

 「ふうん。色々って? 色々なオモチャで気持ち良くしてくれるから好き。とかって意味かな。」

 「!?」

 思わず彼を見つめる。私の表情が一瞬で変わったせいか、寿先輩が面白そうに笑う。

 「あはは、そーゆーコトもしてるんだ?」

 「な、ち、ちが・・・!」

 「あはは、何その慌てよう。してても僕ちん驚かないけどね。あんなコト言い出すような男が彼女に大人の玩具を使ってたからって、そりゃそうだよね、って感じだし。」

 
 「あんなコト・・・?」

 そう。
 一十木くんも、神宮寺さんも。

 必ずこの部屋で、一ノ瀬さんが何かを言ったが為に自分はこんな真似をしてるのだ。というような事を言っていた。その何かを、寿先輩も知っている。

 私は寿先輩を見つめた。
 先輩はにこやかに口角を上げる。

 「実を言うと、僕ちんにも良く解らないんだよねー。だってさ、好きな子は独り占めしたいと思わない? 世の中には、自分の彼女が他の男に犯されてるのを見たいってゆー変わった性癖の持ち主が居るとは聞いてたけど、まさか自分の身近に居るとは思わなかったからさ、ちょっとビックリしたしね。」

 時間が止まったような気がした。
 寿先輩の言葉が空気にのって、しゅわっと消えていく。

 そんな感覚だった。あまりにも自分の知っている世界とかけ離れた話をされて、意味が上手く呑み込めない。

 「・・・ど、う、いう・・・。」

 色々聞きたいのに。
 何をどう聞けばいいのか判らなくて言葉にならない。

 「なんていうか、一筋縄じゃないかないっていうか、色々面倒でねえ。完全に寝取られるのはNGなんだって。自分の物ではあってほしいそうだよ。自分の彼女のまま、他の男に堕ちてるトコロが見たいっていうか、なんか複雑で難しいんだ。ま、人の心は表現し切れない部分があるからねえ、僕ちんもあんま上手く説明できないや、本人じゃないし。」

 話をしている先輩は、至極真面目な顔をしていた。
 音声が聞こえない誰かが見たら、まさかこんな会話をしてるとは思わない。

 「で、どこが好きかは答えられないんだよね。じゃ質問を変えようかな。君は、どのくらいトッキーのこと好きなの?」

 寿先輩が言う。
 笑顔の彼に、現実味が湧かなかった。
 
 「君の彼氏は、君に、僕ちんとセックスして気持ち良くてアンアン言ってる姿を見せてほしいそうだよ。それに応えてあげられる位、君は彼を愛してるの? それとも、そんな男と別れて、僕と付き合う?」

 「意味が、わかりません・・・。」

 私はそれだけ言うのがやっとだった。
 寿先輩が、改めてちらりと私を一瞥する。

 「寿先輩の言ってる意味が、わかりません。何を言ってるのか、意味が・・・。」

 「僕ちんの方が解んないよ。てか、誰か理解できるの? こんな話。」

 その時彼は軽快な声のまま、微かに鼻で笑ったような気がした。

 「トッキーのその変態性についてどうこう言っても仕方ないと思うよ。それとね。」

 突っ立ったままの私に構わず、先輩は話し続ける。

 「君はわからないんじゃない。認めるのを拒否してるだけだ。君の恋人は、愛する女を他の男に抱かせて興奮する変態で、今から君が選択すべきは、それにつきあうかどうするか。それだけ。シンプルでしょ簡単でしょ。君は本当は意味が解らないんじゃなくて、そのシンプルな事実を受け入れたくないだけだ。」

 リラックスした姿勢で、先輩が言う。

 「確かに、こんな変態的な趣味を理解するのは難しいよね。僕ちんも同情するよ。でもさっきも言ったけど、どうしてとか、そういうレベルの話じゃないじゃん? 趣味は趣味。ってだけ。アールデコが好きって人に、それはナゼ? って質問しても大して意味無いでしょ。装飾が凝ってるからとか、精神性にロマンを感じるとか何となくの理由はあるかもしれないけど、誰もが納得する絶対的な理由や原因が、趣味趣向に早々存在するワケじゃない。ましてや性癖なんてそうでしょ。」

 「・・・一十木くんが。」

 「ん?」

 寿先輩の説明はあまり頭に入らなかった。
 その代り、思いついた言葉が口をつく。

 「一十木くんが・・・神宮寺さんも、あの時、一ノ瀬さんが望んだって、言ってました。まさか、それが、私を、・・・でも、それって、どこかで一ノ瀬さんが、あれを見ていたって事、です、か・・・? でも・・・そんな・・・!」

 パニックになりかけた私を、寿先輩が制す。
 そっと肩に手を置き、ぽんぽんと、優しく叩いた。

 「ハイハイ落ち着いて。色々面倒な性質のお陰でね、トッキーはまだ見てない。単に他の男とヤってるのを見て満足。なら、もっと話は簡単に終わったんだろうけどね。そうじゃないんだ。さっきも言ったけど、アクマでトッキーを愛したまま他の男に堕ちてるのを見たいんだって。わがままだよね~。」

 頭が痛い。
 ひどく痛い。

 「単に他の男にヤラせたいなら、話は簡単。君が泣き叫ぼうが喚こうが、力づくでも強姦する男は幾らでもいる。でもトッキーが望んでるのはそういう場面じゃない。君がトッキーを愛してて、ちゃんとトッキーのものであって、でも、他の男を受け入れ悦ぶ姿。それが見たいっていう非常に難解というか・・・。いうなれば、究極のドMだよね。愛し合ってる自分たちを弄ばれたいんだから・・・。ま、そういう感じなんで、おとやんが、泣いてる君を無理矢理ヤってるのを見ても意味が無かったの。だから見てない。」

 まだ見ていない。先輩のその言葉に、心のどこかがほっとする。
 ほっとしてる状況ではないのに。

 「ねえねえ。おとやんが君とヤる一番手になったのは、どうしてだと思う?」

 また、唐突に質問された。

 私は黙っていた。
 数秒が過ぎる。

 「理由はただ一つ。」

 先輩が、私の目の前に人差し指を突き立てる。

 「君を強引にこっち側に引き摺り込む為。だから、おとやんじゃなきゃダメだったんだよ。」

 相変わらず淡々と話す先輩が、水を一口飲んだ。

 「お友達の願いを叶えてあげようって、僕たち知恵を絞ったわけよ。3人寄れば~ってヤツね。一応、僕たちを信頼して相談してくれたトッキーに報いてあげたかったのよね。」

 その時一瞬、彼の放った友達という響きに、心がこもってないような気がした。

 「他の男と寝る事に抵抗を感じなくなるようにするなら、なんとかしてトッキー以外の男と一度でも寝ないと、コトが進まないと思った。だけどレンレンは、君を泣かせるのがイヤだってずっと迷っててね。口が上手いから一番手にはいいと思ったんだけど、彼は迷ってた。誰かが既成事実を作った後じゃないと動けない程、レンレンは君に惚れてた。それじゃダメなんだよ。あれじゃ、普通に口説いて、普通に付き合い出しかねなかった、それだと、単に君がレンレンに心変わりして体を許した。って流れになるから、トッキーの望み通りではなくなる。」

 「・・・。」

 「んで、僕ちんは独占欲が強いから、最初に手をつけたら他のヤツらにヤラせない可能性が高かった。自分の事だからね、よ~く判る。君が複数の男の相手をして悦ぶようなド淫乱になってからなら、割り切って楽しめるんだけどさ。そうじゃないと、自分だけのモノにしちゃおうって考えがどうしても捨て切れないだろうなって。そうなると結局、トッキーからも引き離す事になっちゃうからダメなワケ。君がトッキーの彼女じゃなくなっちゃったら、トッキーの望みは叶わない。」

 先輩が、私の前に水を差し出す。
 何も考えず、受け取った。

 「でもおとやんは違った。大好きな君とヤれる大義があるなら何でもいいって感じだった。ああいうタイプは本当に助かる。だから彼を一番手にした。最初におとやんが力づくでも君を犯しちゃえば、始まっちゃえば、レンレンも腹を決める。君は最初はおとやんにあんな目に遭わされて相当傷ついただろうけど、でも、レンレンとはどうだった。君さ、おとやんにヤラれた時程は、ショック受けてないでしょ。」

 ぎくりとした。
 心のどこかで、自分でも感じていた認めたくない箇所。
 
 そう。
 私は確かに、最初に一十木くんにあんな事をされた時よりは、神宮寺さんにされた事に傷ついていない。それどころか、神宮寺さんは優しかった、など。

 イヤだったとは、そんな感情は、幾ら記憶が曖昧だったからとはいえ。

 「人間さ、気持ちいいと罪悪感も薄れちゃうんだよね。それは君に限った話じゃない。皆そうだ。だから自分を責めなくていい。仕方ないんだよ。僕たちはそれを解ってて、そうなるように準備をしたんだ。人間は慣れる生き物でもある。一度だけじゃなく2度あれば、免疫が出来る。それが更に、罪悪感を消すんだ。」

 先輩が、私の頬に優しく触れる。
 
 気付かれたのだろうか。ドキリとして、体が動揺でほんの少しだけ揺れたのだろうか。

 「君は悪くない。誰もが気持ちいいのは好きだもん。しかもそれを、好きな男が望んでるんだ。拒否する理由がない。だから君は、幾ら薬のせいだったとしても、レンレンに抱かれて嫌悪感が無かったって、言い切っていいんだよ。」

 「そんな・・・。」

 「明日、トッキーが君に会う。」

 反論しようとした時、先輩が思いがけない言葉を口にした。

 「え?」

 「明日、やっと休みが取れたからデートしよう。って伝言をトッキーから頼まれてたんだ。会って、自分がこれからどうするかを決めればいいよ。愛してるからとことん付き合うか。それとも、そんな変態男と別れるか。自分で実際会って、もう一度考えてご覧。僕は無理強いはしない。無理強いは、トッキーも望んでいない。」

 先輩の言葉には現実味を全く感じられない。それでも重く、妙にずしりと私の心臓に圧し掛かった。
 頭の中で気持ちも状況も整理しきれず、何も言えずに居る私を、突然先輩が抱き寄せた。

 「きゃ・・!」

 「ちょっと仕掛けだけ、していいかな。」

 「しか、け、って何・・・っいたぁ!」

 首の辺りに、突然痛みを感じて私は声を上げた。

 「痛い! やめ、先輩っ・・・!」

 何が何だか判らず固まっていた私が、やっと渾身の力を出して先輩を押し返せた頃には、先輩の方から離れてくれようとした時だった。

 「痛・・・なんですか突然! 何を・・・!」

 「明日、襟ぐりの広い服を着てってよ。んで、それを見たトッキーがどういう態度を取ったか、明後日教えて。」

 「は? 何を言ってるんですか、大体明後日って」

 「明後日、またこの部屋で僕ちん待ってるから。時間は今日と一緒。トッキーと会ってどうしたか、そしてどうするつもりになったかって、教えてよ。待ってるね。」

 先輩は言いながらスマホを取り出して、あ、明日は夕方トッキーの部屋に来てくれってさ。と、一ノ瀬さんからのメールか何かで確認して、まるで仕事の取決めでも決めるかのようだった。

 部屋を出る前、壁にしつらえられた鏡に映った私の鎖骨の辺りには、幾つか、先輩が付けたキスマークがくっきりと残っていた。












  
  To Be Conituned・・・












  次回第6話は、4月12日頃更新予定です。







 


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みるくあずき2

Author:みるくあずき2
成人。
主婦。母。妻。嫁。娘。事務員。など。

本家ブログはアメブロ
http://ameblo.jp/milk15azuki
にて、乙女ゲームレビュー(感想・攻略? 雄叫び、乙女向けCDも愛聴)を書き綴っております。

乙女ゲ歴というかゲーム歴4年。
妻となり母となって大分経ってから見つけた趣味なので、遅咲きです。
遅咲きの狂い咲きってヤツですね。

本家ブログは只今リアル絶賛多忙中の為に気紛れゆるゆる更新です。コチラは元々気の向くままに進めています。

下のカテゴリからお好みのモノを選んで頂くと、連載は1話から読めます。

感想・お世辞は大歓迎ですが、苦情は受け付けられません。
鍵付きのコメントは、拍手コメントも含め一切の誤表示を防ぐ為、お返事は致しませんが、必ず読んでおります。励みになっております。有難うゴザイマス。
拍手とかコメントとか貰えると泣いちゃうくらい嬉しいですよ・・・。

鍵付きでは無いコメントは、拍手コメントも含め必ずお返事させて頂いております。
宜しくお願い致します。

只今うたプリだと トキ春 嶺春 蘭春 音春を筆頭にカミュ春や翔春、真春、レン春もございます。R18、オールNLとなりますので宜しくお願い致します。

だけど最近プリンスよりも先輩とかヘヴンズが好きだったり・・・。

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