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Room2308 第2話


 

Room2308
 第2話








 

 やめてと言う声が引き攣っていた。

 怯える彼女は綺麗だった。
 
 綺麗だっていうのは、頭悪い俺でもあまりこの場に似合ってない形容詞だとすぐ気付いたけど、でも、そう思ったんだから仕方がない。

 見とれていたら、春歌が涙声で大きく言葉にならない叫びをあげた。反射的に手で彼女の口を塞いだ。
 誰も入ってこれないホテルの部屋なのに、一瞬慌てた自分に笑いが毀れる。

 
 「トキヤが望んだ事なんだから。」

 俺がそう囁いた時、彼女の目が大きく見開かれたのが印象的だ。
 
 勘違いしたんじゃないかな。トキヤが自分を捨てたとか、だから代わりに俺を宛がったとか、そんな風に。違うんだけど、説明するのも難しいしめんどくさい。

 女の子って本当に弱いんだなって思った。すっごく必死に抵抗してるのは見てて解かるんだけど、俺にとってはそんなの赤ん坊が手足をバタつかせてるのと変わらない。腕で抑え力を入れて動きを止めさせ、引き摺り気味だったけど抱えたら、ベッドルームまでそんなに苦労せず連れ込めた。

 彼女をベッドに押し倒し、上に乗っかると、とうとう恐怖がマックスになったらしい。体中がガチガチに強張って、とんでもなく恐ろしいものを見るような目で俺を見た。

 「大丈夫。痛くしないから。君も一緒に気持ち良くなろう。ね。」

 「イヤ、イヤ・・・!」

 パニックになってるらしい。
 溢れ出した涙が、カーテンの隙間から入ってくる外からの白っぽい光に反射して、それも綺麗だ。

 「君は全部綺麗だね。ずるいなあトキヤは。今までずっと、こんな綺麗な君を独り占めして、自分だけ抱いて楽しんでたんだ。」

 俺はまた見とれて、うっとりしてそう言った。それ位、涙が透明なのが美しかった。

 キスをしたら、思い切り肩を跳ねさせた。
 でもそんな事は気にならなかった。だって、吸い付いただけで俺の神経を灼きそうに甘い唇で、欲しくて欲しくて、一瞬で気が狂ってしまったから。
 
 踏み外す。
 正にそれだ。
 
 踏み外すにはきっかけがあって、そのきっかけはきっと些細な事だったり思いもよらないコトだったりするんだ。きっと今の、俺みたいに。大好きな女の子を、泣いて怖がってるのにそれを振り切って、欲しいって自分の欲望だけを優先して犯す悪魔になる、それが、道を逸れるって事なんだ。

 俺は道を逸れて踏み外した。
 きっかけは何だ。この話に乗ったあの時か。それとも、春歌がトキヤのモノだと知っても諦めなかった時から既に逸れていたのか。

 「やめて、お願いっ、一十木くんっ・・・!」

 抵抗の声すら可愛い。
 彼女が泣いて許しを請う姿が可愛いと思い、その可愛さに震えがくる時点で、俺は本当に道を外し切ってると確信した。力任せに握った彼女の乳房の柔らかさに正気が薄れる。

 もう戻る道がすっかり見えなくなっていた俺は、彼女の首筋に噛みつきながら譫言のように呟いた。

 「可愛い・・・もっと啼いてよ。」

 「・・・! いっと、きくん・・・ひ、ぃ、いや、いやああ!」

 いよいよ身の危険が現実になった彼女の叫びが壮絶な色になっていく。
 トキヤが好きだから、俺に抱かれたくないの? それとも、単に俺が嫌なの?

 後者だったら、イヤだな。そんなの悲しい。俺はこんなに好きでいるのに。ずっとずっと好きだったのに。

 夢中になってるのに、頭の片隅が常に冷静で思考が流れていく。不思議な感覚。

 首筋を舌でなぞりながら、胸まで唇を移動させる。噛り付いた柔らかい肉は、いい匂いで甘くて脳が蕩けそう。軸みたいに中心で尖る部分を舌で扱いて、膨らみ全体は両手で揉み拉いた。

 「やめて、やめてえ、やめてえ。」

 そんなコト言われて止めるヤツが何処にいる?
 ベタなツッコミだけど妥当だって気付くのは、結構こういう切羽詰まった状況だったりするから人生ってオカシイ。

 「気持ち良くないの? うーん・・・じゃあ仕方ないな。」

 俺は予定を変更した。
 だって、彼女は泣いて嫌がるだけで、俺の言う事を全然聞いてくれないんだもん。優しくしたいのに。一緒に気持ち良くなりたいだけなのに。

 「ひっ・・・! な、やめてッ!!」
 
 脚を大きく割り開いたら、春歌は一層暴れ出した。

 「大人しくして。」

 俺は冷たく言い放ち、まだ濡れてない彼女の小さな入口を指で抉った。

 「痛い! 痛いっ! やめてっ、お願い痛いの!」

 「しょうがないだろ、感じようとしないんだから。いいよ、取り敢えず一回ヤったら解かるだろうから。」

 「やめてえええ!」

 「う、わ・・・っ、ちょ、暴れない、で、よ・・・!」

 死ぬ間際かと思うかのような藻掻きに一瞬手を取られたけど、所詮女の子だ。男の力にかないっこ無い。俺は冷静に彼女を抑え込んだまま、待ち草臥れて先端の窪みからとろりとした粘液を出してる自分の凶器を、彼女のまだ濡れてない秘所へ突き入れた。

 濡れてない場所へ入れるのは、男だって多少痛いんだよね。引き攣れるから。それを受け入れる側はもっと痛いと思う。だから、観念して楽しめばいいのに。真面目な子だからしょうがないけど・・・。

 「ヤ、あ! あ、ああ、いやああ、やめてやめて! やめてえやめてえ!!」

 春歌の声が悲痛な色になる。

 「もう遅いって・・・ぁ、やばい・・・すごい気持ちい・・・。」

 止まらなかった。
 濡れてなくても中は熱い。そして、目の前にはずっと好きだった女の子の揺れる肌がある。
 
 越えてしまったら滑り落ちるだけだった。魂を売り渡すようなこの時の落下は、目が眩む高揚感と快楽の怒涛の渦だった。腰が戦慄いて指先が震えた。熱いものを直に感じるのだけが生きてる証拠みたいな気になって、彼女の口の中を貪った。

 「ああん、あっ、ああっ、あ、は、あっ。」

 暫くすると、彼女の声が変わった。

 「やっと気持ち良くなった? 良かっ、た。俺も、すごく気持ちいい。もう出そ、やばい。」

 切れ切れの吐息で言葉を紡ぐ。
 彼女はすっかり抵抗を止めて、俺にされるがままになっていた。ただ、涙がくっきりと頬に跡を残していて、ちょっと可哀想だと思った。

 だから俺は、その涙の跡を舐めてあげた。

 「可哀想に。でも大丈夫だよ。トキヤは、ちゃんと君のコト、大好きだから・・・。ね、安心して。一緒に気持ち良くなろう。一緒にいこうね。」

 彼女はもう反論もしなかった。
 俺はそれが嬉しかった。俺の身体が。俺が、彼女を確実に浸食したと実感出来た瞬間。

 それから何度も彼女の奥を穿ち、俺は暴発した。
 じわりと拡がる熱い感覚。

 「あ・・・!」

 春歌が、絶望的に空を見たのが解った。
 どうしてかな。彼女は小さく、俺に中に出された事実に対して小さな声を上げただけなのに、声も、目も、明らかに絶望したんだと俺は気付いたんだ。

 出し切ってもまだ硬さが収まらなかったけど、仕方なく俺は一旦引き抜いた。
 同時に俺の出した体液がこぼれた。生唾を飲む。妙な実感と達成感。彼女の白い身体。俺の出した白い欲望。白いシーツ。ホテルの無機質な白い壁。何もかもが白い中で、俺が、俺だけが、薄汚い。

 でも。
 もう戻れない。戻る気もない。彼女を手に入れる悦びに代えられるものなんて、無いんだ。


 茫然と横たわる彼女に優しく微笑みかける。

 「今日、ヤバい日だった? 違ったよね。」

 「・・・。」

 春歌は答えない。
 打ちひしがれたように仰向けのまま、虚ろな目をしていた。

 キスをしても、身じろぎもしない。

 そのまま唇を嘗め回しても、彼女は目線も変えず横たわったままだった。人形にキスをしているようだった。だから俺は、うんと優しく何度も啄むようなキスを繰り返した。それこそ体中、隈なくすべてに。人形は大事にしないと壊れちゃうから。壊れたら、直すのは大変だもんさ。

 俺が中で遠慮なく放った事実は、彼女から抵抗を抜き取ったようだった。
 一度で収まらなくて、俺はまた彼女の胸にしゃぶりついた。弛緩した身体は俺の求める向きは相変わらず取らないけど、押し返しもしなくなった。右へ倒せばそれなりに右へ、掴み起こせば何とか起き上がった。

 そうやって、彼女の上半身を少し起こさせ、口元に、硬く上を向いた自分のモノを押し付けた。

 「あ、や・・・っ。」

 そこで彼女は、やっと顔を背け拒否を示した。でも、そんなの聞き入れない。

 「逃げないで。舐めて、お願いだよ。」

 彼女の肩を抱き、腕で倒れ込まないように押さえる。

 もうこのまま進むしかないと気持ちは固まっていても、それでも彼女に嫌われたら悲しい。出来る限り、彼女にも俺を好きになってほしい。我儘だって解ってる。でも折角、彼女と愛し合えるチャンスだから、彼女にも気持ち良くなってほしかったし、俺の一部を愛おしく思って欲しかったんだ。

 「ねえ、お願い。トキヤにはいつもやってあげてるんでしょう。トキヤばっかりずるいよ・・・俺だって、君が好きなのに。」

 「好き・・・?」

 春歌が、俺の言葉を虚ろに繰り返す。

 「そうだよ。俺は君が好きなんだよ。ずっと前から、ね、だからして。お願いだよ。」

 「嘘・・・です。そんなの、好きならこんな、こんなこと・・・。」

 また泣きそうになった彼女を抱きしめ、俺は頬ずりをした。
 
 「かわいそうな春歌・・・トキヤなんかを好きになったりするから、こんな目に遭うんだよ・・・。でも大丈夫。あまり考えない方がいい。その方がみんなが幸せになれる。ね。」
 
 彼女は静かに泣いていた。
 はらはらと零れる涙が熱い。俺の胸が濡らされていく。

 「よしよし・・・。ね、泣かないで。頭を真っ白にしちゃおう。それが一番いい方法だよ。俺、もう一回ヤっちゃってからで説得力ないけど、でも、君に嫌われたくないから。それはほんとだから。あんま無理強いしたくないし、君にも、俺の事できるだけ好きになってほしい。君からしてほしいんだよ。俺が君を慰めてあげる。気持ちよくしてあげる。大好きだよ。」

 実は俺はもうその時、また彼女の中を掻き回したくて突き上げたくて仕方なくなってた。
 
 でも、誓って言うよ。無性に彼女に入れたくなったせいで、その場限りの出任せを言ったんじゃない。俺は本当に彼女を好きだし、嫌われたくないからあんまり無理矢理なコトはしたくない。

 まあ、最初は舞い上がっちゃってたから、つい脅すような事も言っちゃったけど、でも、彼女が好きだ。

 彼女だって、トキヤなんか好きになっていなければこんな目に遭わずに済んだし、俺の前であんな風に泣いたりしなかった。そう思ったら、純粋に可哀想になっちゃったんだ。

 口に含んで貰うのは諦め、春歌をゆっくりと押し倒し、身体を密着させる。

 「ああ・・・、一十木くんやめて、もう、やめて・・・。」

 耳を優しく撫でて、首や顔にずっとキスをしていたら、彼女の息が熱くなってきた。

 「さっきより、気持ち良さそうな声になってるよ。可愛い。大丈夫だよ、正直に声を出して。いっぱい気持ち良くなればいいんだよ。可愛くてかわいそうな春歌。俺が慰めてあげるね・・・。」

 「んんっ、う、ふ、っう。」

 キスで呼吸を邪魔されて春歌が喘ぐ。
 
 俺は春歌の口の中を好き勝手に舌で弄った。甘くて頭が痺れる蜜の味がする。美味しくてたまんない。こんなに美味しくて可愛いお菓子、もう絶対トキヤだけのモノになんてしておけない。もっともっと俺のモノを捻じ込んで、俺なしでは居られなくしたい。こんな醜いコト考えてる俺みたいな男に犯されて、なんて可哀想なんだろう、俺の春歌。

 でも。

 可哀想だと思う心の端で、泣いてる彼女に対して違う感情が沸き起こったのも事実だ。

 それが俺の理性を、何の衒いも引っ掛かりもなく、一瞬で断面美しく縦に裂くんだ。

 トキヤの気持ちが少しわかったような気がしたよ。なんとなく、だけどね。









  



  To Be Continued・・・








 

    次回第3話は、3月13日更新予定です。








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みるくあずき2

Author:みるくあずき2
成人。
主婦。母。妻。嫁。娘。事務員。など。

本家ブログはアメブロ
http://ameblo.jp/milk15azuki
にて、乙女ゲームレビュー(感想・攻略? 雄叫び、乙女向けCDも愛聴)を書き綴っております。

乙女ゲ歴というかゲーム歴4年。
妻となり母となって大分経ってから見つけた趣味なので、遅咲きです。
遅咲きの狂い咲きってヤツですね。

本家ブログは只今リアル絶賛多忙中の為に気紛れゆるゆる更新です。コチラは元々気の向くままに進めています。

下のカテゴリからお好みのモノを選んで頂くと、連載は1話から読めます。

感想・お世辞は大歓迎ですが、苦情は受け付けられません。
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拍手とかコメントとか貰えると泣いちゃうくらい嬉しいですよ・・・。

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只今うたプリだと トキ春 嶺春 蘭春 音春を筆頭にカミュ春や翔春、真春、レン春もございます。R18、オールNLとなりますので宜しくお願い致します。

だけど最近プリンスよりも先輩とかヘヴンズが好きだったり・・・。

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