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Fire Works  アナザーエンド

 

 なんと! 
 ウイングサーチさんで1位を取れたので、FireWorksの別エンドをうれしい記念で掲載する事にしました! 当初はこれを出すか、最初の案通りにするか本当に悩みました。結局最初の案の通りのエンドを掲載致しましたのでこれは微妙に推敲がおざなりで尻切れのままですが、大筋自分では気に入ってたので、いつか掲載してみたいと思ってましたが、折角なので1位記念で。多分今日だけですぐ転落するけどww でも、クリックして下さった皆様に、本当に有り難い気持ちで一杯で、御礼を言いたいです! 有難うございました!!






 FireWorks
  アナザーエンド

 
 


 あれから春歌は、高層マンションのかなり上の方の部屋で暮らす日々が続いていた。
 
 かなり上の方、としか、春歌には解らない。窓から見える景色は非常に高い所から見えるそれであり、自分はこの部屋から出た事が無いからだ。

 気付いた時にはココに居た。どうやって運ばれたのかも解らない。
 
 ここへきて以来、真斗と音也以外の人間に、会った事が無い。

 とてつもなく広い部屋で、寝室だけでも3つあり、リビングも、何十人が入れるのかという広さのリビングの他に、20畳程の別の部屋もあった。また別の広い部屋は防音仕様でピアノやシンセサイザーが置いてあり、春歌は1日の大部分をそこで過ごしていた。

 ここへ来た当初は秋だったが、今や冬も終わろうとしている。
 
 最初の頃は、ただ息をしているだけのような生活をしていたが、ある時から春歌は諦めた。

 料理は気分転換に丁度良かった。家事をすると申し出ると、真斗は快く応じてくれた。いつも、食べ切れない程の食材を用意してくれた。作ったのもは、美味しいと満面の笑みで誉めて食べてくれた。

 真斗はいつも優しく、春歌を大切に扱ってくれた。
 週に1度は、休みを取って終日一緒に過ごしてくれた。たまに、エレベータで途中の階まで下りた所にある空中庭園に春歌を連れて行ってくれた。

 多分そこは12階程度に相当すると、春歌は思っていた。
 回りに立ち並ぶマンションやビル群と比較してそう思っていただけで、真斗も音也も、一切そういう質問には答えてはくれなかった。

 そこは日当たりがよく、花も多く植えられ、四方を巨大なガラスに囲まれているものの天井は開いた造りになっていた。
 唯一外の空気を味わえるその庭に連れて行って貰える時間を、春歌は心待ちにしていた。
 近頃は、真斗の警戒心も薄くなってきたのか、以前より連れてって貰える回数も、陽気のお陰で庭で遊んでいられる時間も増えた。
 
 音也と真斗以外の人間に会ったことがない状況ではあったが、ここ最近は、音也が姿を見せる日は格段に減って来ていた。

 部屋にはインターネットに繋がるパソコンもテレビもない。真斗に与えられた携帯電話は真斗としか連絡を取り合えないようになっており、春歌は真斗の口から、音也が人気アイドルとして多忙になったという話を聞かされていただけで、自分の目でそれを確かめることは出来なかった。

 だが音也も、たまに訪れると春歌にとても優しくしてくれた。
 
 音也は必ずプレゼントを持って現れた。
 それは大きな花束だったり、有名菓子店のケーキだったり、色彩美しい絵本だったりした。仕事の話は一切聞かされなかった。音也がそうやって来てくれるのは、大抵真斗が忙しく不在が続いた時で、マサに内緒だよと悪戯っぽく囁かれ服を脱がされた。

 以前のように手酷い事はせず、優しく春歌を抱いた。跡が残らないようにしないと。と、気遣いながら求められた。

 「七海はもうマサのモノなんだから。俺は、特別ちょっとだけ許して貰ってるだけだからね。あ~あ・・・・最近ほんっと忙しくてさぁ。もっと七海に会いたいのに・・・。」

 そう言いながら春歌を抱きしめ、頬にキスを繰り返す。

 「マサ、明け方には戻ってくるんだよね・・・。俺も、それまでには帰らなくちゃ。」

 残念そうに口を尖らせる音也の髪を撫でてやると、子供のように笑顔になる。

 「七海。マサ、優しい? マサと一緒で幸せ?」

 「・・・・うん。」

 「そっか、良かった。大丈夫だよ。マサは、七海のことだけを愛してるんだ。だから、七海はマサに守られていればいいんだよ。マサの言うこと、聞かなきゃダメだからね。わかった?」

 「うん。」

 何度繰り返したか判らないやり取りを紡ぐ。

 「そろそろマサに、いい加減七海をちゃんと信じて、たまには空中庭園以外の外に出してやりなって頼んであげるよ。旅行にでも連れてって貰いなよ。七海はもうちゃんとマサだけを見てるのに、マサはまだ少し不安みたいだね。」
 
 

 


 

 1度、逃げ出そうとしたのを見つかって怒り狂った真斗を目の当たりにしてから、春歌は1度も逃げようとはしなかった。

 
 それはここへ連れた来られてから数日経った夜だった。

 目が覚めた日は頭がはっきりせず、1日ベッドに転がっていた。それはまだホテルだったのか既にこの部屋だったのか解らない。音也がベッド脇で、薬が抜け切ってないのかもね等と言っているのを、半分眠った頭でぼんやり聞いていた。

 次の日、目が覚めたら昼間だった。
 その時はもうこの部屋に居た。リビングのテーブルには、夕方帰る。冷蔵庫に食事を用意してあると言う真斗の文字のメモがあった。

 夕方遅くに真斗が帰って来て、事情の説明を求めても、急病を患ったのでここへ運んだなどと言われ、それ以上ははぐらかされて終わった。状況が全く呑み込めないまま、風呂に入れさせられ、食事を摂らされた。

 そして3日目。春歌は漸く戻った体調で部屋の中を歩き回り、自分の荷物の一切が無く、この部屋のドアが開かないことに気付く。

 玄関前にひとつあるドアが、どうやっても内側から開かないように細工されていると気付いたが、そのドアさえ開ければ玄関は出られると思った。

 どうしても蘭丸に会いたかった。自分の携帯電話はどこにあるか判らず、部屋にあるパソコンは、パスワードを入れないと立ち上がらない。電話は設置されておらず、テレビすらなかった。連絡手段が無い以上、直接会うしか無く、また、逢いたくて堪らなかった。

 蘭丸はもう帰って来ている筈だ。自分が部屋におらず、連絡も取れなければきっと心配している。春歌は居ても立ってもいられなかった。

 夕方、真斗がお寿司を手土産に帰って来た。
 真斗が居る時のそのドアは何の変哲もなく開いたので、隙を見て逃げ出そうとしたのだが、玄関を抜ける前に見つかってしまった。

 泣きながら蘭丸に会わせてほしいと叫び、抑えつけようとする真斗を振り切ろうと必死になった。だが結局逃げられず、引き摺る様に春歌を部屋へ連れ戻したその時の彼の怒りは、凄まじいものだった。
 
 リビングのテーブルに右手首を縛りつけられ、鞭で尻を打たれ、痛みに泣き叫びやめてと繰り返す春歌を、真斗は鬼のような形相で打ち続けた。

 「俺は、俺はっ、お前を絶対に手放したりしないっ。絶対にお前をココから出すものか! お前をここへ置いておく為になら、俺は何だってするのに!」

 そう繰り返し鞭を揮う真斗はきっと、事務所を辞めて財閥に戻ったのだろうと春歌は思った。ぐいっと腕を掴まれ、口づけられる。何かを流し込まれたが、反射的に飲んでしまった。

 「あっ、何を・・・。」

 ぞっとする。
 又、体が熱くなり記憶が無くなるようなあの薬を飲まされたのだろうか。そう思ってる間に、膣に指を入れられ、中に何かを塗りたくられるような動きがした。

 「ひっ!」

 真斗が指を抜いてすぐ、春歌は自覚も無いのに大量の水がぴしゃあっと音をたてて流れ出た気がした。
 実際は音は立っていなかったのだが、春歌の体の中には響き渡っていた。その後もずっと何処からかとろとろと、愛液が溢れ出ているのが判る。小水を洩らし続けているような感覚を消したくて、春歌は真斗に縋り付く。

 「イヤ・・・何これっ。真斗くんっ、これ、いやぁ・・・。おかしいの、やめて、これ、変なの・・!」

 「逃げるようとするお前に、優しくしてやる道理はないだろう? 俺の好きにさせてもらう。」

 暗い怒りを露わにした真斗と、塗られた何かのせいで腰が抜けたようになった。這うように真斗から遠ざかろうとした春歌は、いつの間にか部屋に来ていた音也に気付いた。

 この部屋に音也が来たと春歌が認識したのは、その時が初めてだった。

 「どうしたのさマサ、七海をデーブルなんかに繋いじゃって。あれ、お尻腫れてるじゃん。ぶったの? どしたの。」

 「お前か・・・ああ、鍵はもうそのまま持っていろ。失くすなよ。・・・・ハルが逃げようとしたんだ。・・・・黒崎さんに会いたいと、喚いて・・・。」

 それを聞いた音也が、冷たい目で春歌を見据えた。ゆっくりと腰を降ろして春歌と視線を合わせ、指で彼女の顎をくいっとあげる。

 「そんなコト言ったの、七海。マサが本気で君を愛してるって気持ちが、全然解らないんだね、七海は。」

 春歌は恐怖で動く事が出来なかった。どこだか判らない場所に数日間閉じ込められ、すっかり精神が疲労困憊していた。恐怖で震えが来る前に、絶望に襲われた。

 「ねえ七海。」

 音也が口を開く。

 「マサはね、君をずっと大事にする為に家に戻ったんだよ。七海が居ればいいんだって。アイドルになるって夢を捨てても、七海とずっと一緒に居る為に、財閥のお金を自分で使えるようにしたいって。」

 真斗は黙ったままだった。
 
 「マサね、あの人と一緒に始めた番組が評判良くて、あの東京大アリーナで毎年やってる音楽フェスに出演が決まってたんだ。その枠をね、俺が、七海を譲るって条件と引き換えで貰ったんだよ。君だって芸能界に居たんだ、判るでしょ。あのライブに出られれば、もうそれは売れるって約束されてるようなもんだよ。あのライブより七海を選ぶ程マサは、君が欲しかったんだよ。」

 広く静かな部屋で、目に入ってくる窓の外の夜空と、ビル群の煌めきだけが妙に美しかった。
 あの時レストランで、大きな仕事が決まりそうだと嬉しそうに話していた音也をぼんやり思い出す。

 そうか、と思った。

 「で、ふふっ、・・・3人でヤったのがよっぽど気持ち良かったから? か知らないけど、今日俺に、やっぱり一十木も、たまには七海に会ってもイイって言ってくれたんだ。」

 
 友達である信用を軸に、春歌と引き会わせるお膳立てという親切を働き、罠に落とし込む。
  
 あの時散々中で出せと言っていたのは、真斗の責任感強い真面目さを利用したのだ。
 
 もしも女を身篭らせた、またその可能性が高いとなれば真斗のような性格では、芸能界など捨てて家へ戻るに違いない。秘め続けたが故に一度頭を擡げた愛する気持ちは止らないだろうから、春歌を囲い続ける為に、莫大な財と力を駆使するに違いない。

 春歌の体と、真斗が貰った大きな仕事との取引。音也にはこれ以上ない、新人としては有り得ない大きな舞台でのチャンスが手に入る。

 そこまで計算するなど、この音也には造作もないと思った。
 人の姿をし、友達と名乗る絹を纏う、異形の強欲。

 自分を好いていてくれる。その気持ちだけは本物だと思えたのに違和感がずっと消えなかったのは、彼が、その愛すら別の欲を満たす道具として扱っていたからだと、春歌はそこで確信した。

 「自分が出演決まってた大きな舞台譲ってくれて、折角自分のものにした七海にまで、まだ会ってもいいって言ってくれて、友達って、有り難いよね。」


 わざとらしい彼の笑顔が、夜空と街の煌めきに滲む。
 一体彼は、何をどう話して真斗を丸め込んだのか。考えようにも、どんどん思考力が消えていく。体は益々血の巡るスピードが上がり、水の中で泥酔したような感覚に溺れていく。
 

 「家に戻れば、仕事は山のようにあるからな。俺とて、毎日ここへ寝るだけに帰る日が続く時もあるだろう。ハルが退屈してはいかんと思ったのだ。お前以外の事情を知らん者をココへは入れたくない。それだけだ。ハルの体に傷をつけるような真似は許さんぞ。」

 「なぁに言ってんだよ・・・自分で七海のお尻がこんなに腫れるまで鞭打っといて・・・大丈夫。俺は七海を可愛がってはあげるけど、傷をつけたりはしないからさ。あ、そうそう、ちゃんと中に出さないようにもするよ。もうマサのモノだからね。弁えてるって。」

 「・・・・今は多少なら、手荒くしても構わんぞ。」

 「も~マサってば怒りすぎじゃない? ・・・でも。」

 音也の顔が近付く。春歌は彼の吐息に震える。

 「逃げるなんて、七海が悪いよ。ダメじゃない。マサは君の為に一生懸命なんだよ。君の事が大好きなんだよ。解ってあげなきゃ。七海は悪い子だね・・・。」

 そう言って、音也が春歌にキスをする。ねっとりと舌を遊ばれ、目眩がする。
 
 「ああ、悪い子なのに、あんまりにも可愛くてキスしちゃった・・・。マサ、どうする? ちょっとキツいお仕置きをしないと、またあの人に会いたいなんてバカなこと、言い出し兼ねないよ。」

 真斗が、奥歯をぎりっと噛んだのがわかった。

 「ハル、他の男の名前など、2度と言えないようにしてやろう。一十木、お前に貰ったあの薬、今飲ませて、あそこの中へ塗りたくってやったが、床が濡れてる。効いてるだろう。」

 「うわスゴ・・・お漏らししたみたいになってるじゃん。さて、どうしようね。」

 唇を舐める音也の舌が、濡れて光る。

 「七海はマサのモノになったんだよ。解らないなら、解るまで教え込んであげないとね。」

 顎を掴まれる。触れられると背筋にゾクっとざわめきが走る。

 「あっ、んんっ・・・。」

 「ああ、もう息が甘いね。そりゃまぁアレを直接塗られたりしたら、俺たち2人がかりでも厳しいかもねえ、足りなくて。」

 きゅっと乳首を捻られ、そこが痛いほど勃ち上がっていると初めて気づく。それだけなのに、まるで挿れられたような声を上げてしまい、音也に嘲笑われる。

 「もうガマンできなくなるよ。キスされて触られたら、後はなし崩しだ。」

 その言葉通り、今の春歌は体中が熱を持ってどうしようもなくなってる状態だった。息が乱れる。心臓が波打つ。

 「ハル。」

 名前を呼ばれ、真斗を見上げる。感情が読み取れない。それが変貌した音也のようだと思った。

 「触ってほしいか?」

 「うんっ・・・触って・・・お願い・・・。」

 視界がブレるような気がした。自分の口走る台詞が既に判らない。ただ熱い。ただ触れてほしい。めちゃくちゃに抱いてほしい。欲求だけが次々と湧き上がる。体中がじんじん疼く。

 「訊けんな。お前は、俺以外の男がいいのだろう?」

 「そん、な・・・。」

 「あ~あ、マサは意地悪だねえ、おいで七海。俺が気持ち良くしてあげる。」

 首だけで音也を振りかえった途端、ぱしん! と思い切り尻を打たれた。

 「きゃあっ!」

 「ははっ、ダメじゃない七海。マサ以外の男を見たらダメだって躾をしてるのに、俺に誘われて簡単に来ようとするなんて。」


 悲鳴を上げた春歌を、真斗は平然と見ていた。ただ、その瞳にあるものが妙に禍々しく、火照りゆく体とぼやけて行く認識力で、春歌はそれだけは冷静に見つけられた。

 「な~な~み。マサにちゃんと謝って、これからイイ子にしますって言った方がい~よ?」

 音也の指が軽く乳首を掠める。
 それだけで、頭の芯まで痺れが走る。

 「ああ、ダメ、ダメっ・・・・!」

 自分で自分が止められくて、春歌は身悶える。プライドも羞恥心もすべてかなぐり捨てて、自分の体を慰めたくて仕方が無い。無意識に自分の指が下半身に伸びる。割れ目をなぞった瞬間、そこが湧き出る噴水と同じだと判り余計に頭の中がぐちゃぐちゃになる。指が止まらない。した事もないのに、一番敏感な芽を捏ね回し、中に指を入れた。

 「まったく・・・自分で始めたか。」

 「手、縛っちゃえば? あ、でも取り敢えず一回イカせてあげよっか。俺、見たいし。」

 「・・・・そうだな。」

 「あっ、あっ・・・。」

 春歌を見下ろしながら2人がそんな会話をしているうちに、春歌は一度達した。
 あまりの早さ。そしてまた吹き出る愛液と、益々疼く体がどうしようもなく持て余された。春歌はそのまま真斗の足元に縋りつく。

 「お願い、真斗くん、お願いぃ・・・。」

 矢も盾もたまらず、服の上から真斗の股ぐらに喰いつく様に縋る。後ろから音也にぐいっと髪を引かれる。

 「こぉら、お行儀が悪いな。お預けだよ。」

 「イヤ、欲しいの、イヤぁっ・・・!」

 「あちゃぁ・・・マサ、ちょっと飲ませる量が多かったんじゃない? こないだよりも回りが早いし、もうマサのちんぽ貰う事しか考えられなくなっちゃってるよ。これじゃあ何やっても気持ちいいと思うよ。お仕置きになんないな。」

 「ふん、それならそれでいいだろう。」

 「あ、じゃあこれ、今やる? 暴れられるよりいいかもしんないよ。」

 音也が何か取り出す。真斗の掌に、キラリと光る金の輪が乗る。

 「・・・なんだ・・?」

 「インナーラビア用のピアスだよ。七海がマサのもの、って証拠につけてあげなよ。いつか本物のマリッジリングをマサがあげるまでの代わりさ。俺から、2人へプレゼント。」

 「どう着けるのだ?」

 「簡単だよ、ここに、普通のピアスみたいにつけるだけだから。」

 音也が、自慰に夢中になっている春歌の小陰唇を指で引っ張る。

 「他にも色々種類はあるけど、取り敢えず一番無難なデザインで。インナーラビアは治りもすぐだし、比較的痛みも無いらしいからさ。流石にコレ着けてあの人の所へは帰らないでしょ。帰ったら逆に見物だ、ははっ。」

 口に入れられた音也の指に舌を這わせながら自慰を続ける春歌を、チラっと見た真斗が音也に問う。

 「ハルは・・・薬が切れたら・・・また、あの人の所へ帰りたいと泣くのだろうか・・・・。」

 「かもね。だから、さっさと着けちゃいな。七海はマサのモノだよ。七海だってそれが解れば、もうそんなコト言わなくなるよ。まだ良くわかってないだけなんだよ。」

 やっと手に入れたものを失いたくない。
 自分が夢までも捨てて囲い込んだ春歌を手放す地獄など悪夢ですら見たくない。

 真斗を突き動かすのは劣情とそして、後退を許さないという激情は、犯罪が見せる錯覚だ。だがそれは、渦中の者には気付けない。

 「ハル。」

 真斗が春歌にキスをする。それに反応し、春歌は息を荒げて真斗にしがみ付く。

 「俺のものになると、誓えるか? 誓えるなら、俺が抱いてやろう。」
 
 「な、なるぅっ! 真斗くんのものになるぅ、からぁっ、抱いてぇ、早く、お願い触って! これ挿れてええ!」

 「誓え。」

 「あ、あ、誓います、真斗くんのものに、春歌は、真斗くんのものになりますぅっ! だからっ・・・。 ふぁあああん。真斗くんの言うこと、ちゃん、と、全部聞くってぇ、誓いましゅ・・・んんっ、ん!」

 言葉半ばで真斗に軽く胸を揉まれ、そこからは舌が巧く回らない。既に脳内は常人では見えない景色しか見えていない。

 「わー! おめでと~マサ。ふふっ、では、誓いのキスと、花嫁にリングをどうぞ。薬指じゃないけどね。」

 自分の唇をなぞりながら笑い、音也はピアッサーを真斗に渡し、春歌の腕を抑えつける。

 「七海、とりあえず仮の結婚式だよ。本番はいつかちゃんとして貰いなね。今日は俺が立会人で、今からマサが、愛の証を君につけてあげるからね。動いちゃダメだよ。」

 「いやぁあん、早くほしいのぅ、真斗くんのいれて、いれてぇえ!」

 「ああ、挿れてやる。これを着け終わったらな・・・・っ。」

 がしゃん。

 「んはぁっ!」

 痛みすら快楽の刺激にしかならない。あまりにぬるぬるしていて、うまくラビアを掴めないと真斗は少し手こずっていたが、程無く終わった。

 小陰唇を貫通した金色の輪が、既に春歌の愛液で艶めく。

 「かわいい~! 七海、すっごく可愛いよ、うわぁ。」

 音也がリングに指を引っかけ引っ張る。その手をどかし、真斗が春歌を抱き起こしキスをする。

 「いいな、ハル。2度と逃げようなどするなよ。お前はもう俺のものだ。」

 「あっ・・んん。はい・・・これ、はやくう・・・んん。」

 真斗のベルトを外す春歌は、自分が今何をされたのかさえ理解していない。

 「ね、マサ、絶対七海にヒドイ事しないからさ、約束だよ。本当に俺にも、時々でも七海を抱かせてくれるんだよね。ね。中出ししないからっ。」

 「・・・ああ、仕方ないだろう、お前は・・・。俺が忙しい日が続いたりしてハルが望むなら・・・まぁ、お前にそんな暇がこれからあるとは思えんがな。」

 「そうなんだけどさ、ここでちゃんと約束しとかないと、マサはまた別の所へ七海を隠しちゃいそうなんだもん。・・・こんなに一生懸命おしゃぶりしてくれる可愛い彼女だもんね。気持ちは判るけど。」

 春歌は真斗の服をずり降ろし、喉の奥まで真斗のモノを咥え奉仕に夢中になっていた。
 数日前と同じように、2人に同時に、時に代わる代わる犯され、眼の前でも頭の中でも、火花が散りっぱなしになっていた。焼けるような快楽。爆ぜるような絶頂。

 まるで炎が舞う一面の空、自分の体がバラバラに分解される様な狂気の幻覚の中で、春歌は一瞬だけ、蘭丸のことを思い出した。


 嗚呼、この快楽で花火舞う様を、あなたとではなく、私は――――――――。


 手を伸ばしても追えない幻影が消え、意識の片隅で自分が半分正気でない事に感謝したその夜。
 
 春歌は頬を伝う涙と一緒に、もう一度会いたいと願った恋人を想う気持ちも、どんな理由であれ恋人を裏切った辛さも、捨てたのだった。




 


 音也が帰って少し眠った明け方、真斗が帰って来た音で目が覚めた。

 「ああすまない、起こしてしまったか、寝ていろ、まだ早い。」

 「・・・ううん・・・真斗くん、寝てないのでしょう。何か、ホットミルクとか・・・あっ・・・。」

 ベッドからおりた途端に抱き寄せられた。
 真斗の腕に包まれ、胸に囲われる。彼はいつも、帰ってくると自分を抱きしめる。居ることを確かめるかのように。

 「・・・少し寝たら、お前を庭に連れて行ってやろうな。」

 「・・・・音也くんに、何か・・・言われた、の?」

 真斗が黙る。
 少しして、髪を撫でられる。
 
 「・・・・外に、出たいか・・・?」

 「・・・お庭には、行きたいよ・・・?」

 「いや、そうではなくて・・・・。」


 春歌は、髪を撫でる真斗の手を取り、そのままそっと自分の頬へ押し当てた。

 「大丈夫。お庭でいいよ・・・。」

 呟く彼女の瞳が何を見ているのかは、真斗にはよく判らなかった。
 だが判らない事など、今目の前に愛する者が居る彼にとっては、どうでも良かった。

 

 


 
 



 

                             Fin

 

 

 

 
 
 
 
 
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プロフィール

みるくあずき2

Author:みるくあずき2
成人。
主婦。母。妻。嫁。娘。事務員。など。

本家ブログはアメブロ
http://ameblo.jp/milk15azuki
にて、乙女ゲームレビュー(感想・攻略? 雄叫び、乙女向けCDも愛聴)を書き綴っております。

乙女ゲ歴というかゲーム歴4年。
妻となり母となって大分経ってから見つけた趣味なので、遅咲きです。
遅咲きの狂い咲きってヤツですね。

本家ブログは只今リアル絶賛多忙中の為に気紛れゆるゆる更新です。コチラは元々気の向くままに進めています。

下のカテゴリからお好みのモノを選んで頂くと、連載は1話から読めます。

感想・お世辞は大歓迎ですが、苦情は受け付けられません。
鍵付きのコメントは、拍手コメントも含め一切の誤表示を防ぐ為、お返事は致しませんが、必ず読んでおります。励みになっております。有難うゴザイマス。
拍手とかコメントとか貰えると泣いちゃうくらい嬉しいですよ・・・。

鍵付きでは無いコメントは、拍手コメントも含め必ずお返事させて頂いております。
宜しくお願い致します。

只今うたプリだと トキ春 嶺春 蘭春 音春を筆頭にカミュ春や翔春、真春、レン春もございます。R18、オールNLとなりますので宜しくお願い致します。

だけど最近プリンスよりも先輩とかヘヴンズが好きだったり・・・。

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