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虚言・妄信・そして懺悔

 
  3話、3日連続更新でお届けします。短編です。
  3つのSS合わせてひとつのお話になります。



 


 虚言・妄信・そして懺悔

 
      
    
       Act.1 虚言 


 


 

 
 
 いつも不思議に思うんだ。
 
 どうして春歌は、とっても気持ち良さそうにしてるのに、ダメ、やめてって何度も言うんだろ。気持ちいい、って、正直に言ってほしいのに。とろんとした顔してるのに、なんで俺を拒否するような事、言うんだろ。

 

 「ダメ、音也くん、ダメですっ・・・やめて、お願いっ。」

 「なんで。ココ、ぐしょぐしょだよ。」

 そう言ってわざと音を立てる俺は、確かにイジワルかもしれない。

 「ほら、俺の指、熱くてとろとろの君の中で、ふやけちゃいそうになってるのに、なんでダメなの?」
 
 「だ、め、あんっ。」
 
 キスして、服を脱がせて触った胸の先はものすごく固くなってた。
 指先でくにくに捏ねても、ぴんっと勃ち上がったままで、彼女は甘い声で息を荒げて、俺にしがみついてきた。

 すっごく可愛いから、またキスした。
 キスしてる間、ずっと固い天辺を指できゅうきゅう摘んでたら、まるで水の中で溺れながら必死で息継ぎするみたいになって、ダメって何度も言うんだ。

 でも、ダメって言いながら、声はどんどん甘くなっていくんだ。
 だから、俺ははそのままショーツをずらして、指を入れてあげた。

 そうしたら、俺のも益々固く上を向いちゃって困ってる。
 
 なんでダメっていうんだろ。って考える頭もふわふわして、耳も目も範囲が狭くなって、目の前の春歌だけが俺の全部になっちゃう。それで結局、いつも考えなしに暴走して、2人してぐったりしちゃって。

 だから今日は、ちょっと頑張って、入れるのを焦らしてみることにした。
 俺、いつも我慢できなくて、すぐに君の中に入れちゃうから。

 「ね、ホントは気持ちいいんでしょ?」

 そう尋ねて耳に舌を差し込むと、春歌が一層体を震わせた。

 「やめっ、おねが、い・・・!」

 「俺も、”ヤダ” だよ。止めない。だって、可愛いんだもん・・・ね、今日は素直に、気持ちいいって言って。ね? 俺のこと、愛してるって、言って。言うまで止めないよ。」

 いっぱい、言って貰いたい。
 俺がほしいって、愛してるって、言ってほしい。大好きな彼女の声で。

 ぷっくり膨らんだ彼女のえっちな芽を摘むと、腰から背中にかけて面白いように跳ねるんだ。胸の先より、この、下の芽の方が反応がすごいんだよね。

 何度も指先を動かしてあげたら、一瞬きゅうっと体中に力が入ったみたいになった。彼女の髪が、ふんわり、香る。甘くて、見えない色の、嗅覚だと判断できない香り。
 

 あ、もしかして。

 「ねえ、今イッっちゃった? だって、この辺まで熱くなって膨らんじゃってるよ・・・すごいね・・・こんなになったら、俺、また一杯きゅうって締め付けられて、止まんなくなって、中に出しちゃうよ。」

 「・・・や・・・!」

 苦しそうに喘ぐ彼女の顔が可愛い。
 ぼんやりする視界と思考は、彼女のせい。もう、彼女の身体のドコを触ってるのかも判断出来ないよ、頭に血が上り過ぎて。

 冷静な筈なのに、体中が沸騰して、俺、おかしくなってる。

 「・・・っ、は。おとやく・・・。」

 可愛い。
 もう、声も出ないんだ。掠れて途切れる声。必死に俺に何かを訴える指先。

 何かを言いたそうなのに、全然、声になってない。
 きっと、俺の事が好きだから、気持ちが一杯になっちゃって、言えないんだよね。可愛い。すっごく可愛い。

 早く。

 早く言ってよ。お願い。
 愛してるって、俺に聞かせて、俺の可愛い恋人の甘い詩がききたくて堪らない俺を、どうにかして。


 「あ、いして、る・・・。」

 小さな小さな声で、一瞬だけ空気が二人の世界で停止した。
 やっと彼女が小さな声を発してくれたのは、俺がなんだかふっと、力が抜けた瞬間の事だった。

 
 「俺も・・・俺も愛してるよ。俺、君だけを愛してる。ほんとだよ。」

 好き過ぎて切ない。
 好きがいっぱいになり過ぎると、胸が痛いんだって、君が教えてくれた。


 

 

                              
                        

  つづく




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虚言・妄信・そして懺悔

 

 

 虚言・妄信・そして懺悔


      
        Act.2 妄信


 
 
 


 「ああ、お前は本当に綺麗だな・・・。こんな綺麗なお前に、俺の手などが触れてよいものか、いつも躊躇ってしまう・・・。」

 自嘲混じりに呟くと、春歌はそっと笑った。
 笑った顔は見えないが、気配と、そして優しくかかる息で解る。
 
 「真斗くんの手じゃなきゃ、イヤです・・・。他の人は、イヤ・・・。」

 そう言って、俺の頭を胸に押し付けるように抱いてくれる。
 そのまま逆らわず、柔らかい膨らみに舌を這わせ、吸いついた。

 「あ、んっ・・。」

 何度聴いてもぞくぞくする、彼女の甘い吐息混じりの刹那の発音。
 
 彼女は恥ずかしいのか、俺と顔を合わさないようにしているらしく、こうしていつも俺を自分の胸に押し付ける。そして俺は、そのまま彼女の胸の心地良さに溺れて行く。

 

 
 いつからか、俺達はこうするようになった。

 最初は、違った気がする。
 
 少なくとも、開始の合図のようなキスの後に、俺が首筋や耳にキスを降らせるのを、許してくれていた。

 いや、今も、許してくれているのだが、何故だろう。繋がって、景色総てが見えなくなるような位にならないと、させてくれなくなった、ような気がする。

 キスをしてすぐ、胸の先への愛撫を欲しがるようになったのがどうしてなのかちらりと思うが、俺にとっては多少どうでもいい事に過ぎない。きっと、すぐに俺が欲しいのだ。そう思えばそれすら嬉しい。

 極論、彼女に触れられさえすればいい。細かい事を不用意に尋ねたりして一切を拒否される事に比べたら、小さな質問に貰う答えなどにべもない。

 
 彼女は俺を愛してくれていて、俺は彼女を愛している。
 それ以外、何を必要とする事があろうか。

 彼女はこんなにも、俺を受け入れてくれている。

 「入れていいか・・・もう、入れたい。」

 「はい・・・真斗くんがほしいです。」

 消え入るような声で、泣きそうな顔で強請る彼女が愛しすぎて、何もかも解らなくなって果てる。
 愛してると言い合いながら、べとべとになるのも構わず口を吸い合って、俺達は恋人同士の情事に沈む。ベッドの上の狭い世界を熱帯にするかのように。

 「好きだ。・・・お前だけだ。どこにも行かないでくれ。お前が、お前だけが、俺の・・!」

 離したくない。片時も。
 彼女をきつく抱いて、この瞬間を、彼女の愛だけを、自分との重なる思いだけを胸に昇り詰める。

 俺達はきっと、ずっとひとつだったのだと信じている。
 ひとりひとりに別れたコトこそ、今世の間違い、だが出会えた。それこそが運命。

 首筋に齧り付いたら、大きく春歌が頭を振った。

 最近気になるコトがある。
 いつもなぜか、ココに俺の視線が行くのを嫌がってるような、戸惑う目をするコトがある。

 俺はそれを何故だか不安に思うが、必死で打ち消しているのだ。
 どうして不安になるのかと問われると解らない。女性であれば女の第六感とでも言えるだろうが、俺は生憎そのような機微を持ち合わせている自負も無い。

 ただ、なんとなく胸騒ぎがするだけで、理由も無い。
 だからこそ必死で、この薄暗い予感を揉み消す。

 信じるのだ。
 
 運命の彼女だ。
 どんな理由があろうとも、何があっても別れたくない。余分な何かで、今の幸せを壊したくない。聞かないですべて済むならそれでいい。

 このまま2人で居られるのなら、俺はそれだけでいい。そうしたい。

 
 だから俺は、頭を振る春歌のそれを悦びの反応だと信じ、更に強く腰を打ちつけた。

 
 「真斗くんっ、真斗くん・・・っ。」

 俺の名を呼びながら喘ぐ恋人を抱いて、俺は幸せで怖い。
 
 好きだから、本当に好きで幸せだから、怖いと、思う。
 概ね俺の心を満たしてくれる今で出来上がった城に、訪問者が来るのが恐ろしい。

 新しい何かなど知りたくなくなる。目を閉じたくなる。耳も塞ぎたくなる。壊れるのが怖い。見知らぬ何かを突然認識して、今が、この幸せが壊れるのが怖い。
 
 人を好きになりすぎると怖くなるのだと、俺は彼女を愛して知った。
 







  つづく






 
 

虚言・妄信・そして懺悔

 



 
 虚言・妄信・そして懺悔

 

 

           ACT.3 懺悔


 


 



 何度言っても、解って貰えない。

 「ね、俺のコト愛してるって、言ってよ。」

 言えない。
 言えないのに、どうして彼は解ってくれないの。

 首、絞められてたら、返事なんて出来ないのに。

 
 


 あの日。
 

 良く思い出せないのは突然の出来事だったから。

 色んな細かい事が思い出せないし、解らない。

 

 あの日。

 気が付いたら、彼は私を襲ってた。
 音也くんは、優しくて、明るくて、いつも、私を元気づけてくれた友達だったのに。真斗くんと一緒に撮ったプリクラを見て、彼は表情の無い顔で、私にきいた。

 キスをしている、たった1枚のプリクラが、私と真斗くんが恋人同士だというただそれだけの現実を歪ませる原因になるなんて、思いも寄らなくて。

 「マサと、プリクラ撮ったの・・・。え、これってキス・・・してるの・・・。ねえまさか、付き合ってるとかじゃ、無いよ、ね・・・?」

 どうして音也くんの顔が蒼白なのか判らなくて。

 私から返される答えが半分見えていて、その上で彼が必死に笑おうとしてるのが解った。でも、彼がどうしてそんな風なのかは、解らなかった。

 問いに動揺してしまった私は、アイドルの恋人失格。
 
 上手くかわせなくて、バレてしまった私と真斗くんの関係。
 
 でも、それ以上に、私は真斗くんの恋人として失格になったのです。

 問われて驚いて真実を口にしてしまった事も。
 好きだと言われて呆然としてしまった事も。

 きっと私の間違いなのですが、私はそれ以上に失格です。

 私のこたえを聞いた後の、音也くんの力に抵抗しきれなかったから。
 私は、大好きな恋人を裏切ってしまったから。

 「俺だって好きだったのに・・・! 俺、俺、君以外、考えられないのに・・・!」

 私を抑え付けて嬲る音也くんは、泣いていました。

 怖かったのに、彼の瞳からぽたぽた落ちる涙が、悲しくて辛くて、そして。
 私の身体は、真斗くんを愛しているという気持ちとは裏腹に、音也くんを感じ取って痙攣してしまって。

 だって、涙が可哀想で。
 泣かせてしまう程に私は、彼に酷く悪い事をしたような気がして。

 だから、今もどうしても拒めない。
 私を好きでいてくれるからこそ呼び出す彼の誘いを。

 ずっと逢う度に辛そうにしていた彼は最近、私を恋人というようになって、笑う日が増えた。

 真斗くんと別れたなんて事実は無くて。そして、音也くんを選んだなんて覚えもなくて。
 なのに、彼はある時から、そう言い出した。私を見ているようで、見ていない瞳で。

 にこにこの笑顔で、俺の彼女なんだから~・・・と、話を進める彼に、怯えている。そう言う時の彼はいつもの彼じゃないのは解るけれど、どうしようもできない。何をされるのか解らなくて、怖い。

 思い当たるのは、真斗くんには、絶対に言わないで下さいと、懇願した、それだけ。
 音也くんは頷いてくれたけど、引き換えに約束を強制させられたわけではないけど、でも、それでも、彼の誘いを断ったらどうなるか恐ろしくて、無下に出来ない。

 真斗くんには、知られてはいけない。
 彼は、私を信じて愛してくれているから。私も、真斗くんが大好きだから。嫌われたくない。

 知られない為に続ける裏切り。
 
 怖くて逃げ出したいのに、可哀想だと思う偽善。

 何もかも断ち切れなくて。



 「早く言ってよ、愛してるって、聞かせてよ。」

 苦しい。
 手を離して。

 お願い音也くん。

 

 彼はきっと、自分の手が私の首を絞めている事に気付いてないのです。必死で伸ばす指先にも、気付いて貰えない。

 
 首にうっすらと残る指の跡は、暗ければ、大丈夫。朝は必ず真斗くんより早く起きれば大丈夫。
 でも、それ以上されたら、もっとハッキリ跡が残るから、お願いだから、もう手を離して。

 
 明日は、オフの真斗くんに逢える日だから。

 
 願いが通じたのか、音也くんの手の力がふっと緩んだ。
 咳き込むよりも先に、なんとか声を絞り出す。

 
 「あ、いして、る・・・。」

 
 絞り出して、小さな声で、嘘をつく。
 
 音也くんの目はやっぱり、私を見ているようで、でも目の前の私の何を見ているのかが、わからない。



 神様。
 私がしているのは、わるいこと。なのでしょうか。

 





                          
                         fin






プロフィール

みるくあずき2

Author:みるくあずき2
成人。
主婦。母。妻。嫁。娘。事務員。など。

本家ブログはアメブロ
http://ameblo.jp/milk15azuki
にて、乙女ゲームレビュー(感想・攻略? 雄叫び、乙女向けCDも愛聴)を書き綴っております。

乙女ゲ歴というかゲーム歴4年。
妻となり母となって大分経ってから見つけた趣味なので、遅咲きです。
遅咲きの狂い咲きってヤツですね。

本家ブログは只今リアル絶賛多忙中の為に気紛れゆるゆる更新です。コチラは元々気の向くままに進めています。

下のカテゴリからお好みのモノを選んで頂くと、連載は1話から読めます。

感想・お世辞は大歓迎ですが、苦情は受け付けられません。
鍵付きのコメントは、拍手コメントも含め一切の誤表示を防ぐ為、お返事は致しませんが、必ず読んでおります。励みになっております。有難うゴザイマス。
拍手とかコメントとか貰えると泣いちゃうくらい嬉しいですよ・・・。

鍵付きでは無いコメントは、拍手コメントも含め必ずお返事させて頂いております。
宜しくお願い致します。

只今うたプリだと トキ春 嶺春 蘭春 音春を筆頭にカミュ春や翔春、真春、レン春もございます。R18、オールNLとなりますので宜しくお願い致します。

だけど最近プリンスよりも先輩とかヘヴンズが好きだったり・・・。

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